授業参観で子供よりもはしゃぐ母親…元教師が語る驚きの実体験
―[モンスターすぎる親たち]―
理不尽な要求をするモンスターペアレンツ。モンスターたちの一番の被害者といえば、やはり学校の教師ではないかと多くの人が想像するだろう。元小学校教諭の杉本美登里さん(仮名・31歳)も、かつてそんな親たちに悩まされてた経験を持つ。
「志を掲げて、念願の小学校教諭になったんです。でも…」
子供を差し置き、理科の実験にはしゃぐ母親たち
「スーツを着ていて一見すると、30代後半ぐらいの品が良く優しい母親という感じでした。ところが口を開くと、べらんめぇ調で『教科書にカバーつけやがれ!』とがなりたてていて。びっくりしました」
学年主任が母親に「汚れるのが気になるなら、個人的にカバーをつけてください」とお願いしたが「1人だけカバーをつけると、目立ってしまって、いじめの対象になるかもしれないでしょう。もしうちの子がいじめられたら先生は責任をとってもらえますか」と詰め寄った。
「学年主任の先生は『新学期になってから、区の教育課に問い合わせますから』とその場で母親に帰ってもらうように促していました」
「変な親もいるもんだな…」と感じた杉本さん。だがこれは、あくまで序章に過ぎなかった。
「私は小学校3年生のクラスの副担任になりました。新人のため初年度は担任をサポートする役割です。キャリアのある担任が父兄とのコミュニケーションにかなり気を使っていたため、特に問題なかったと最初は思っていました。モンスターペアレンツが目立ったのは、私が授業の一部を受け持った2学期以降からでした」
夏休みが終わると杉本さんは、算数と理科を教えるようになった。そして初めての授業参観。20代後半から30代前半の母親10人近くが集まったという。
「理科の授業参観では、電池と豆電球を使った実験でした。電気の回路を知るために、モーターに電池を設置して動く自動車を見せると子供たちが『すごいね』と喜びました。ずっと緊張していたんですが、子供たちの表情を見てほっとしました。でも次の瞬間、参観していた母親が『私もやっていいですか』としゃしゃり出てきたんです。
あっけにとられていると、その方が電池を入れ、自動車が走り出すと『わあー走ったね!』とはしゃぎ始めました。その内、他の母親たちも参加してワーキャー言い始める。子供たちはただそれを見ていました。あれには絶句しましたよ」
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