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「サブスク」&「クラウド」革命で、ゲーム専用機は消えるのか?

ゲームコラムニスト・卯月鮎の絶対夢中★ゲーム&アプリ週報

ゲームコラムニスト・卯月鮎

卯月鮎

 ここ数年でゲーム業界の勢力図が大きく変わるのではないかと噂されています。そのキーワードとなるのが「サブスクリプション」と「クラウドゲーム」。2つは“ゲーム”にどのような影響を与えるのでしょうか。  まずは「サブスクリプション」。日本語では「月額課金制」「定額使い放題」などと解釈され、動画配信サービス・NetflixやHuluの躍進で日本でも定着しました。このサブスクリプションがゲームの世界でも今後浸透していくと言われています。

Appleのサブスクリプションサービス「Apple Arcade」

 たとえばAppleは、ゲームのサブスクリプションサービス「Apple Arcade」を今秋から展開予定。「150か国以上でApp Storeの新しいタブから、100タイトルを超える独占公開の新作ゲームを提供する」と発表しています。また、今年6月の世界最大のゲーム見本市「E3」では、ゲームパブリッシャー大手のユービーアイソフトが月額14.99ドルのサブスクリプションサービス「Uplay+」を9月に開始するとアナウンスしました。

「Apple Arcade」の日本語公式サイト。『FF』の坂口博信氏など、日本人クリエイターも新作を発表する

 これまでハードホルダーがソフトメーカーを囲い、有力タイトルを独占するという手法がありましたが、サブスクリプションサービスが広がることで、NetflixやAmazonなど新規の大手プラットフォーマーが力を持つ状況が考えられます。実際にNetflixはサブスクリプションサービスではないものの、今年のE3でゲームへの本格参入を表明しています。  サブスクリプションサービスは、コンテンツ力が勝負の決め手。人気シリーズや高い開発力を持つソフトメーカーの争奪戦が起き、グローバルなレベルでゲーム業界が再編される可能性を秘めています。「PlayStation Plus」や「Nintendo Switch Online」で有料会員サービスを行っているハードホルダーがどう動くか、スクウェア・エニックスのような大手ソフトメーカーがどこと組むのか、あるいは独自でサブスクリプションサービスを立ち上げるのか。そのあたりの動向もカギを握ります。
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新たな“ゲームハード”とは何になるのか?
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