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今ドキの若者が10万人押し寄せるフェス、ULTRA JAPANがウケる4つの要因

 すっかり定着した夏の野外音楽フェスだが、いま若者達が押し寄せるフェスをご存じだろうか。それは、ダンスミュージックの祭典「ULTRA JAPAN(ウルトラ・ジャパン)」。2019年は9月14日(土)~15(日)に、TOKYO ODAIBA ULTRA PARK II (東京・江東区青海)で開催される。
ULTRA JAPAN会場

写真はULTRA JAPAN 2018(以下同)

 本家は1999年から米国・マイアミで毎年行われている「ULTRA MUSIC FESTIVAL」。それが世界各地に広がり、2014年に日本上陸した。昨年のULTRA JAPAN 2018は、3日間で10万人を動員。来場者の7割は20代で、世界トップDJ達がプレーするダンスミュージックに合わせてアゲアゲで踊りまくるのである。 ULTRA JAPAN集合 フジロックフェスティバルが4日間で13万人動員(2019年)だから、ULTRA JAPANの3日間で10万人という動員はダンスミュージックフェスとしては日本最大級。しかし、洋楽離れと言われ、音楽はネットで聴くような若者たちが、なぜ10万人も集まるのか? 主な要因をまとめてみた。

要因1)渋谷から20分程度で行ける「都市型フェス」

 本家マイアミのULTRA MUSIC FESTIVALは、高層ビルの立ち並ぶ海沿いで開催される。日本で開催する際も、そのマインドを大切にするために、会場選びにはとても苦労したという話を聞く。結果として、ULTRA JAPANは東京のランドマークでもあるお台場が会場となり、これが成功の理由といっても過言ではないだろう。  特設会場近くの「東京テレポート駅」は、渋谷から電車で20分程度だ。首都圏の大規模フェスが行われる、茨城県ひたちなか市や、千葉県の幕張メッセと比べて、はるかに近いのである。 ULTRA JAPAN 舞台 ULTRA JAPAN DJ

要因2)タオルを売らない…新しいファッション戦略

 都市型であることで、ULTRA JAPANは来場者のファッションにも特徴がある。従来のフェスに比べて、ストリート系のトレンドファッションでキメてくる人が多いのだ。特に、観客の女性たちは、女子数人でそろえたチーム・コーデや、露出度高めなコーデなど、おしゃれの自由度が高いのもポイント。 ULTRA JAPAN ファッション1 そのファッションは「街角スナップ」のようにして、ファッション系WebメディアやSNSで拡散されていく。フェスファッションには、“ボヘミアン”“アスレジャー”“ネオンカラー”など毎年トレンドがあり、マイアミをはじめとする世界のフェスファッションのトレンドも、ULTRA JAPANのSNSから発信されている。 ULTRA JAPAN ファッション2 象徴的なのは、音楽フェスにつきものの「ロゴ入りタオル」を、会場で販売してないことだ。今までのフェスでは、ロゴ入りタオルを買って首に巻いたりして、日焼け防止や汗ふきに使う人が多かった。  でも、せっかくヘソ出しコーデとかでキメてきてるのに、首にタオルを巻いたら台無しである。  従来の「アウトドアっぽいファッション」と違い、都会っぽいファッションで来られることもお台場ならではで、自宅から行けたり、気象変動も少ないために、実現したことだろう。
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撮影OKでSNS拡散も
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●ULTRA JAPAN 2019 9/14(土)・15(日) 
開演11:00〜終演21:00 (開場10:00)
場所:TOKYO ODAIBA ULTRA PARK II(江東区青海2-1-3)
チケット:一般発売GA 1日券15,000円、VIP1日券30,000円(詳細は公式サイトhttp://ultrajapan.com参照)

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