ほろ酔いで次に向かったのは『菊正宗酒造記念館』。 　当時の酒造工程の様子だけでなく重要文化財である酒造用具などが展示されています。酒造で働く人達が休む部屋なども展示されていて、当時の生活が分かって良いですね。 「夏を過ごした酒がようやく酒造を出る　すっきりと力強く。これが灘酒、秋晴れの菊正宗だ」 　利き酒コーナーにある文学的な説明書きに思わず読み入るカワノ。ではさっそく、秋晴れの菊正宗とやらをいただこうじゃない！ 　まずは『生もと　ひやおろし』。最初に米の味わいがガツンと来て、その後さっぱりしたほんのり甘めの口当たり。続いて『百黙』、少しフルーティーな味わい、冷やして飲みたい。そしてラスト『すだち冷酒』、リキュールなのでアルコール度数は低め。すだちのすっきりした甘みとほんのりした苦味が飲みやすく、いくらでも飲めちゃいそう。試食の奈良漬も食べてすっかり立ち飲み気分です。