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今井絵理子議員がなぜか政務官に…議員だった有名人たちの辞め際

谷亮子:スポーツ振興に尽力した五輪メダリスト

谷亮子

2010年に現役の柔道選手を引退した谷だが、全日本柔道連盟で理事を務めるなど、政治家の間も柔道界に貢献し続けていた(画像は谷亮子公式ホームページより)

 女子柔道で活躍した谷亮子は、1992年のバルセロナオリンピックでの初出場から2008年の北京オリンピックまで、5大会連続でメダルを獲得したことで知られている。  谷は2010年の参院選で、当時の幹事長であった小沢一郎の後押しを受け、旧民主党から出馬して当選。スポーツ議員連盟会長に選出され、スポーツ基本法の成立に尽力するなど、スポーツ振興に力を注いだ谷は任期を満了した2016年に政界を離れた。  政界引退後は2018年に4段から6段へと、女子初の飛び昇段を果たし、2019年には国際柔道連盟から表彰を受けるなど、古巣である柔道界でその名が挙がる谷。今は2020年の東京オリンピックに向けて、後輩選手たちのために尽力していることだろう。

西川きよし:福祉の発展に貢献した伝説の漫才師

西川きよし

西川は政治家としても人気があり、政界引退後も三度出馬要請があったという(画像は『横山やすしvs西川きよし[モーレツ漫才ワークス]』よしもとミュージックエンタテインメントより)

 横山やすしとのコンビ漫才で一世を風靡したお笑い芸人の西川きよしも、政治家として活動した過去がある。  1986年の参院選に出馬し、約102万票を獲得したことで初当選。2004年に引退するまで無所属で3期18年参議院議員を務め、有料道路通行料金の障害者割引制度の拡充や、シルバー110番の全国統一電話番号の創設など、福祉制度の拡充に注力した。  政界引退後は芸能界に復帰し、現在もタレントとして活躍している西川。2016年の11月には参議院議員時代の功績が認められ、旭日重光章を受章した。  ――政治の世界でも華々しい活躍を見せた者もいれば、望ましくない形で話題になってしまった者もいるタレント政治家。今後もタレント政治家は生まれるだろうが、少しでも国民の暮らしをよい方向に導いてくれればと願うばかりである。<文/佐久間翔大(A4studio)>
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