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インプットとアウトプットどっちが大事?

「承認欲求」はマイナスイメージで語られがちだが、そもそも欲求というのは本来必要なものだ。それは食欲が自分の身体を作るのに必要なのと似ている。ただ、承認をもらう相手は誰でもいいわけではない。私を評価してくれたオーナーは、日本人として初めてイタリアバリスタ協会からバリスタとして認められ、ジャパンバリスタチャンピオンシップで二度優勝している大御所だった。だから、自分に自信を持つことができた。ネットの匿名の反応に意味がないわけではないが、その場合は数万あるいは数十万規模の「いいね!」が必要になるだろう。  インプットには終わりがない。この世には読みきれないほどの本があり、聴ききれないほどの音楽があり、観きれないほどの映画があり、検索しきれないほどのウェブサイトがある。だから「勉強してから行動しよう」という発想はやめておいた方が身のためだ。  どんなに拙なくてもいいので、「何かを始めよう」と思い立った瞬間から、インプットとアウトプットは並行して進めよう。繰り返しになるが、人はもともとインプットに傾きがちだ。「アウトプットを多めに」と考えるくらいの方が、適切なバランスが取れるようになる。  ブログ、ツイッター、ユーチューブなどアウトプットのやり方はいくらでもある。ぜひ自分の考えを人に話し初めてみてほしい。自分が認める誰かに認めてもらえた時、どんなに勉強を重ねても変わることのなかった人生が変わり始めるだろう。 佐々木
コーチャー。自己啓発とビジネスを結びつける階層性コーチングを提唱。カイロプラクティック治療院のオーナー、中古車販売店の専務、障害者スポーツ「ボッチャ」の事務局長、心臓外科の部長など、さまざまな業種にクライアントを持つ。現在はコーチング業の傍ら、オンラインサロンを運営中。ブログ「星を辿る」。著書『人生を変えるマインドレコーディング』(扶桑社)が発売中

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人はなぜ続けることができないのか? 続けるには「信念」が必要だ!

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