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『君は1000%』のカルロス・トシキ幻のデビュー作は?

―[クリスのお宝箱]―
(カルロス・トシキ編) アナログ盤、CD、DVDなど約2万枚以上を所有(現在も収集中)。アーティストからも認められるほどの大の音楽ファンのクリス松村が、秘蔵のコレクションからとっておきの1枚を披露!  音楽とレコードをこよなく愛すクリス松村です。音楽が好きすぎて、今では『ミュージック・モア』という音楽番組でMCを務めさせて頂いてます。なかでも番組の人気コーナー「クリスのお宝箱」では、毎回ゲストの方のために秘蔵の1枚をご紹介。もちろん、ゲストの方にはナイショ。毎回、どんな1枚にしようか、収録のギリギリまで悩んでいます。

音楽とレコードをこよなく愛すクリス松村です

 でも、実際の番組で放送されているのは、ほんの一部だけ(いっぱいしゃべっても編集でカット涙)。悔しいから、番組では放送されない内容や見どころなど、もっともっと言いたいことを放送前に披露しちゃうことにしました。

幻のデビュー作を見て思わず叫んだカルロス・トシキ

 今回ゲストにお迎えしたのはカルロス・トシキさん。1964年ブラジル生まれで、17歳のとき、日系人主催のコンテストで西城秀樹さんの『ブルースカイ ブルー』を歌って優勝。歌手を目指して18歳で来日されました。

カルロス・トシキさん

 オメガトライブのプロデューサーに送ったデモテープがきっかけで、第2期オメガトライブのボーカリストとしてデビューすることになったんですね。その後、『君は1000%』『Super Chance』『アクアマリンのままでいて』などが大ヒットして、スターダムにのし上がったのがカルロスさんです。  そんな彼のために用意した「クリスのお宝箱」は、CARLOS名義のデビューシングル『ルシア』(1982年)。番組で、それを見た瞬間、カルロスさんは「うわぁ~!」と大きな声を上げてよろこんでくれました。

カルロスさんのデビューシングル『ルシア』

 それもそのはず、このレコードは無名時代の思い出がつまった一枚で、ファンがどんなに探しても手に入らない幻のレコードなんですよ。カルロスさんの話だと、世の中に出回ったのは、せいぜい2000枚ですって。私はB面の『哀愁のイパネマ』が好き。透明感のある声が本当に素敵なんです。

思わず、叫んでしまうほど、カルロスさんもびっくり

「僕が日本に来た18歳の時に、生まれて初めてのレコーディングした曲で、意味もわからず、カタカナの歌詞を必死に歌いましたね。僕も持っていないこのレコードは間違いなくお宝ですよ!」とカルロスさんからお墨付きをいただきました。
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オメガトライブ解散後は…
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