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打倒コメダはどこ? 大手資本の郊外型コーヒーチェーンを吟味

店舗急増のすかいらーく系むさしの森珈琲

 すかいらーく系列のニラックスが展開するのが「むさしの森珈琲」。3年ぐらい前までは5店舗ほどしかなかったこのお店は、今では北海道から九州にまで存在する様子です。  むさしの森珈琲の特徴は、なんといってもすべてを兼ね備えているという点だと思います。  店内からは、原宿的おしゃれさが漂うものの、男性1人客を受け入れる寛容さがあり、おしゃれながらも日常の延長線上にある感覚。客層も、年配の方から、若い女性までをカバーしている印象で、オールマイティさがあるといえます。  また、すかいらーく系ということもあり、ファミレスで培ったノウハウをしっかり感じるのも良いところ。例えば、机の高さは仕事するにも勉強するにもちょうど良く、店員さの接客態度、寛容さも抜きん出た印象があります。

むさしの森珈琲の外観は、コナズ珈琲、星乃珈琲店と比べると普通に見えるが、実際にお店の前を通ると洒落た印象がある

 そいうったことは、すかいらーく系の「ジョナサン」からも感じます。腕時計関連でインタビューされた際、担当していただいたライターさんと「ジョナサン最強」という話題で盛り上がることが、これまでに何度かあったほどなのです。  個人的に、今、最も行く機会が多いのがむさしの森珈琲なのですが、執筆作業から打ち合わせまで幅広く利用したいと思っています。

打倒コメダの筆頭はどこなのか?

 こうした分析から、私としては打倒コメダ筆頭は、むさしの森珈琲と判断します。  5年前に数店舗ほどしかなかったのが、今では北海道から九州にまであるというように、店舗展開のスピードはかなり早いでしょう。しかし、そういった展開スピードに対して、需要がきちんと追いついている印象だといえ、今後コメダの強力なライバルになると思うのです。  郊外型コーヒーチェーン店には、東海地方で多店舗展開する「珈琲屋らんぷ」や、東京で有名なルノアールが運営する「ミヤマ珈琲」、また、茨城発の「サザコーヒー」などファンが多いと思われれるお店もあります。しかし、誰がコメダに勝つかという問いに対して、私はむさしの森珈琲が最もそれに近いと考えているのです。
1986年生まれ。日本初の腕時計投資家として、「腕時計投資新聞」で執筆。母方の祖父はチャコット創業者、父は医者という裕福な家庭に生まれるが幼少期に両親が離婚。中学1年生の頃より、企業のホームページ作成業務を個人で請負い収入を得る。それを元手に高級腕時計を購入。その頃、買った値段より高く売る腕時計投資を考案し、時計の売買で資金を増やしていく。高校卒業後は就職、5年間の社会人経験を経てから筑波大学情報学群情報メディア創成学類に入学。お金を使わず贅沢する「ドケチ快適」のプロ。腕時計は買った値段より高く売却、ロールスロイスは実質10万円で購入。著書に『腕時計投資のすすめ』(イカロス出版)と『もう新品は買うな!』がある

もう新品は買うな!もう新品は買うな!

もう大量消費、大量生産で無駄遣いをするのはやめよう

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