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なんちゃってビジネスクラスより満足度の高い「プレミアムセレクト」とは?

専用機内食を陶器の食器で提供

帰国便のTUMIのアメニティ

帰国便のTUMIのアメニティ

 それだけではなくアメリカ発の人気かばんブランドTUMIのポーチに入ったアメニティも用意。ビジネスクラスで出されてもおかしくないクオリティで、ここも評価すべきポイントだろう。
専用食器で提供される機内食

専用食器で提供される機内食

 また、機内食もエコノミーと同じという航空会社も多いなか、デルタ航空はプレミアム・セレクト独自のメニューを専用食器で提供。最初の食事は「牛肉すき焼き」、到着前の2度目の食事は「サーモンの照り焼き」といずれも和食をチョイス。火の通り具合、味付けも申し分なく、ともに完食。オリジナルカクテルなどアルコールメニュー19種類(※2020年1月時点)を含む、ドリンク類もフライト中は自由に注文することができた。  ビジネスクラスではないので空港ラウンジを利用することはできなかったが、料金を考えればコスパに優れた座席クラスであることは間違いない。ビジネスクラスは手が出せないけど、ワンランク上の座席に座りたいという人にはもってこいだ。  今回の旅では特典航空券を利用した1区間を除く、16フライトでマイルを獲得。提携などの都合上、貯められる航空会社は分散してしまったが、JALで約6600マイル、ANAで約8000マイル、デルタ航空で約6000マイルを貯めることができた。  世界一周に限らず、航空会社やルート選び、出発時期次第ではいくらでも安く海外に行ける。そうやって旅のプランをあれこれと考えてみるのも一興だし、それだけでも楽しかったりするものだ。  エコノミークラスでなくても思った以上に安く飛行機に乗れることはわかっていただいたはず。今後の旅行の計画を立てる際の参考にでもしていただければ幸いだ。<TEXT/高島昌俊>
フリーライター。鉄道や飛行機をはじめ、旅モノ全般に広く精通。3度の世界一周経験を持ち、これまで訪問した国は50か国以上。現在は東京と北海道で二拠点生活を送る。
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