仕事

つい自分が悪いと考えてしまった時の「自信の持ち方」<歌舞伎町10億円女社長>

「俺には限りない伸びしろがあるから」

 ある日、わたしは好きな人ができて、その人のどういうところが好きだったかというと、わたしより年収も低いのに、いつも「俺ってすごいでしょ」というニュアンスのことばかり言うのです。  はじめは「そうやって自分を奮い立たせているのかな」と思っていたのですが、いつも同じスタンスでやってくるので、これはもう、どの角度からみても「やっぱり自分に自信があるんだよね」という解釈になりました。疑問に思ったわたしは彼に聞いてみることにしました。 「たぶんどの立ち位置にいても、自分より上だと思う人と下だと思う人が同じ数だけいると思うんだけど、自分より上の人っていうのは目に入らないの?」  すると、彼はこう答えました。 「いや、実際、俺より上の人っていうのはいっぱいいると思うけど、全然うらやましくないね。だってその人はそこがピークでしょ。俺には限りない伸びしろがあるから」

300万円から年収アップする人の発想

お金 わたしは本当にすごいなと思いました。そして、そういう風に考えられたほうが幸せだなと思いました。  例えば年収300万円だったとして、「300万円ももらってる」と思うのと、「300万円しかもらってない」と思うのは全然違います。もしかしたら「300万円しかもらってない」と思う人のほうがガムシャラに努力して、年収を500万円に、1000万円、5000万円と上げていけるのかもしれません。  でも、そういう人は年収がどれだけあがったところで「5000万円しかもらってない」と言うんです。  そして、身分不相応な人たちとの人間関係ができて、それに合わせた家や車、ブランドものの時計や洋服やバック、子供の学費などにお金がかさむようになり、「もっともっとがんばらなきゃ」と焦燥感のなかで、永遠に自分を奮い立たせていくしかないのです。
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年収300万円でもお金を貯めるには?
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新宿歌舞伎町キャバクラ「アップスグループ」オーナー。株式会社アップス代表取締役社長。津田塾大学卒業。25歳のとき、当時勤めていた外資系IT企業をやめて、歌舞伎町にキャバクラを開業。現在、歌舞伎町にキャバクラを4店舗、銀座にクラブを2店舗展開するまでに。キャバ嬢の育成やキャバクラの立ち上げ、経営改善のコンサルティングなども行い、グループ年商は10億円にもおよぶ。著書『劣等感を力に変える 成り上がる女の法則』が発売中

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