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ネットで稼ぐテキスト副業、時給換算した相場は?

 新型肺炎騒動によってリモートワークが注目されるなど、思わぬ要因で加速する「働き方改革」。しかし、賃金が上がらないのに介護保険料が大幅に値上げされるなど、労働者の懐事情は日々過酷さを増している。給料が上がらない“時代”に甘んじることなく、自ら道を切り開く猛者はいるのだ。 副業

ゼロから始める「稼ぎ方改革」

 多くのサラリーマンにとって稼ぎ方の多角化の第一歩となるのは、副業だろう。ここでは各ジャンルの“傾向と対策”を追った!

隙間時間の副業に最適。SNSを駆使すれば短時間で高収入も

 ブログやnoteを使って月収1170万円を稼ぐ中学生が話題となるなど、やはりテキストで稼ぐ手法は堅く手っ取り早い。  ランサーズなどのクラウドソーシングで仕事依頼サービスを見ると、簡単な記事執筆の相場は1文字1.0~1.9円。時給換算すると800~1200円程度が相場のようだ。一方、専門性が求められる翻訳業務はそのぶん報酬も高く、時給換算で2000円を上回る印象。また、広義のテキストでいえば、HTML・CSSコーディングといったWebデザイン制作の仕事もネット上では広く募集されており、こちらは需要も高く時給3000円の求人も。空き時間を使い、在宅で作業するなら副業として成り立つ水準だ。  とはいえ、収入をより高めるには、個人で集客から始められると強い。外注仕事ではなく、自分でブログやnoteやSNSを運営し、有料化や広告で収益を得るのだ。SNSコンサルタントのじゅん氏はこう説く。 「見込み客であるフォロワーを増やす、発信するコンテンツを決める。やることはこれだけなので、週休2日程度の休みがあれば月10万円は稼げるでしょう」  フォロワーは1000人以上いれば及第点だというじゅん氏。そのフォロワー獲得に重要な要素は何か。 「大切なのはストーリーです。信頼を得るためにはまず立場を明確化すること。勝負ツイートに添えるコンパクトなフレーズです。私のような『うつ病無職42歳のオッサンの成長物語』などがあると認知度が高まりやすくなりますね」  その後は有料noteなどの販売やTwitter運用コンサルなど事業を横展開し、さらに収益を伸ばしていける。個人のテキスト販売においてSNSの活用は必要不可欠と言えそうだ。 ★時給換算した相場表 ニュースサイトの記事執筆/1200円 テープ起こし/1000円 海外製品の説明書を翻訳/2500円 htmlなどコードを書くバイト/2500円 企業のパンフレット制作/2000円 広告案件/3500円 ※編集部調べ。ブログやTwitter、noteといったコンテンツは発信者のブランドが重視されるため、相場はピンからキリまでだ
[稼ぎ方改革]のススメ

じゅん氏

【SNSコンサルタント・じゅん氏】 自己実現Twitter収益化コンサル。「うつ病無職42歳オッサンのサクセスストーリー」という実体験を基にしたフレーズを武器にテキストで生計を立てている <取材・文/週刊SPA!編集部>
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