365日、毎日が博打。人気予想師・李正侑による競馬ノワールを連載開始<浦和桜花賞>
記念すべき第一回目の予想内容は?
ただ、だからと言って2枠2番ルイドフィーネに直線突き抜ける脚があるかと言うとそれも疑問ではある。 東京2歳優駿牝馬ではレイチェルウーズと決め手の差が露呈しただけになんとも言えない感じだが、それでも何とかなってしまうこともあるのがこのコースだけに、とにかく最初のコーナーが非常に重要となる。 だがここでもう一点。負かすことが出来たかは別として、前走は最終コーナーから内のルイドフィーネと外のレイチェルウーズで追い比べになったが、接触しそうになった時にルイドフィーネが内に大きくヨレている。あれがなければもう少し差が縮まっていたはずだ。 そのルイドフィーネに二度土を付けていて、前走の東京2歳優駿牝馬でも1番人気を背負ったブロンディーヴァは7枠8番と最悪の枠に入ったが、年末からここにかけての調整は上手くいっているようだし、鞍上も名手御神本訓史、なんとかしそうに見えてしまうが、7枠より外の馬券内は十年遡らないといけないだけに、不安は大きい。 そもそも前走の敗因にペースが厳しかったことを陣営が挙げているが、今回はその前走逃げたテーオーブルベリーと、さらにテンが速いボンボンショコラがいることで2ハロン目は11秒台のラップになりそうなペースなだけに、馬券内に絡むには相当なロケットスタートを決めてスタンド前では三番手くらいにいないと厳しそう。妙味もないしバッサリここは切る。 それにしても前哨戦のユングフラウ賞、テーオーブルベリーはずっとすっと外を走らされているんだよな。さすがにバテて1.2秒差を付けられたが、逆によくそんなもんで済んだなというくらいにレイチェルウーズと走った距離が違う。 東京2歳優駿牝馬の内容を見ても、直線の長い大井であの差なら、枠の内外が逆転する今回は前走との逆転まであっていいように思うし、先手を主張するボンボンショコラにしたって前走1400mで止まった訳だからペースは道中で抑えにかかるかもしれないしテーオーブルベリーもわざわざ競り合うこともないだろう。 なんとなく見えてきたぜ。 最終コーナーは前走と同様にボンボンショコラが先頭だが今度は道中しっかり脚を溜めたテーオーブルベリーが並びかけて直線。 一番ロスなくインで回ってきたルイドフィーネも猛追、そとから捲り上げてきたレイチェルウーズ。 この四頭で決まると見た。 馬券はレイチェルウーズがまさかの届かずまでも期待して、テーオーブルベリーとルイドフィーネからの馬連で行く。 馬連④-②③⑥/②-③⑥の5点で勝負 どうだよ?なんだかそんな気がしてきただろう。 俺も同じだぜ。初回でタコ負けしたら恥ずかしいから1点3万の15万くらいの勝負にさせてもらうがな。 だが馬券を買う前にあのブン屋のあんちゃんに原稿を送らないといけないんだ。 昔の女の写真を未練たらしくロック画面にしているiphoneを手に取り電話をしていると、もうひとつ決めないといけないことがあるのを思い出した。 「あと最後に李さん、連載タイトルを決めないと。」 そうだな。 「払い戻しはこちらへ」 これにしよう。 別に適当でいいだろう。いつまで続くかもわからねえしな。 じゃあまた来週。 ファンファーレが鳴る頃にまた会おうぜ。
―[払い戻しはこちらへ]―
新宿・歌舞伎町を根城にするギャンブラー。競馬競輪、ボートにバカラと賭け事ならなんでもござれ。座右の銘は「給我一個機会,譲我在再一次証明自己」 【関連キーワードから記事を探す】
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