お金

【宝塚記念】連載開始から約200万円のプラス。稀代のギャンブラーが読み解く「G1馬大集合の激戦」の行方~#払い戻しはこちらへ~

払い戻しはこちらへ 深海で怪しく光るチョウチンアンコウの、あの提灯の部分は誘引突起と呼ぶらしい。  昆虫の蛍が自分自身の力で光るのと違って、チョウチンアンコウのあれは生物発光をする細菌を誘引突起の先端に住まわせていることで光っているとのこと。  誘因突起の先端には発光器と、そこから分岐した糸状の疑似餌がついていて、明かりに誘われて近寄ってきた魚などを大きな口で丸飲みするの。俺がガキの頃にはなんかの図鑑でこの深海魚のことを知って、海には恐ろしい魚がいるもんだと驚愕したもんだよ。  深海魚とあって真っ暗な背景の写真だったし、恐怖を感じさせるのページの作りだったこともあるだろう。  だがこの光るチョウチンアンコウ、実はすべて雌で、雄のアンコウの体は雌の10分の1ほどしかない。さらに雄の最期は物悲しくて、交尾の際に雌に体を吸収されてすっかりなくなっちまうんだとさ。

■数十億を集めて飛ぶハメになったYさん

 怪しい光に引き寄せられてばっくりと丸呑みされちまうっていうのは、別に深海の小魚さんに限った話じゃねえ。  インターネット、いや、SNSという海の中でキラキラと魅力的に輝いているようにみえる赤の他人に吸い寄せられてケツの毛までむしり取られちまってるやつって結構いるんだよ。  高級時計にスーパーカー、札束やシャンパンの束に海外旅行だろ? こっちが汗水垂らして働いてるっつうのに、向こうはスイートルームでラグジュアリーなひと時を過ごしているようだ。  この人がアーリーリタイアできている理由はなんだろう? 深海ではなくこの地上でも、小魚連中はそんなことを考えながら引き寄せられていく。  その先にあるのは破滅。なぜなら、キラキラ光り輝いているように見えた日常は、チョウチンアンコウの誘因突起と同様に自分自身が光っている訳ではないからだ。  ポンジスキームの自転車操業の中で、借り物の贅沢品やイミテーション、拾い物の写真なんかで着飾ってカモを誘い寄せるやり口は、まさに文字通り誘因突起だなと思わせてくれるぜ。  別に上手いことを言おうと思ってアンコウの話をしている訳ではなくて、たまたま深海魚のことを調べていたらそう思った深夜2時50分。  とにかく数十億を集めて飛ぶハメになったYさんはお星さまになっちまった。結構厳しい筋のところにも金を借りに行っているようだから、この先の展開も気になるところだよな。  時計もすべてギャランディー付きの本物。車も自分名義で住所は虎ノ門の住居ではなく、なぜか長期滞在可能な大手町の某レジデンスになっている。  持っているものは何から何まで本物なのに、その実態はそれを担保として多額の金員を借り入れたり、それを集金ツールとして新たな借金をするための道具だった。  ポンジスキームっていうのは自転車の車輪が回っている間は目を疑うような金額が目の前を行き来して、その中のいくらかを使ってしまったところで紹介紹介でまた新規の金が入ってくるからなんとかなっちまうもんだ。  ただよ、それが破綻すると地獄が待ち受けている。壊れた車輪の自転車で急な人生の下り坂を迎える訳だから、少しばかりブレーキを握ったところでどうにもなりやしねえ。  かすり傷なんかじゃ済まないと思うが、どんな未来が待ち受けているのか、アンダーグランドから見学させてもらう。
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