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『鬼滅の刃』の炭治郎たちはなぜ「怒り」を力に変えられるのか?

 怒りが原動力になるのは現実でも変わりません。誰かに馬鹿にされた怒りを原動力にして、いつも以上の結果を出した経験は誰にでもあるはずです。怒りを覚えて目の前の人間に殴りかかったら問題になりますが、「今に見てろよ」と自分を成長させるエネルギーに変えることができればプラスに働きます。要は使い方次第だということです。  しかし現実では、「怒り」の感情は社会的に抑圧されています。大人しかったり、冷静だったりする方が美徳とされ、「怒ることはみっともない」という社会通念が浸透しています。そして、そのせいでたくさんの人が生きる力を奪われています。  つまらなさや退屈さを感じているのなら、それは「楽しい」や「面白い」が欠けているのではなく、「怒り」が欠けているのかもしれません。感情は「喜怒哀楽」のどれか一つだけを抑え込むことはできません。喜びを抑圧すれば、その分だけ他の感情も薄まります。それと同じように怒りを抑圧すれば、その分だけ他の感情も薄まります。 『鬼滅の刃』に限らず漫画のキャラクターが輝いているのは、彼らが自分の感情を殺さずに精一杯生きているからです。無感情で何もやろうとしない自分に飽き飽きしたら、「怒ること」も思い出してみてください。それが新しく何かを始めるための原動力になってくれるかもしれません。 佐々木
コーチャー。自己啓発とビジネスを結びつける階層性コーチングを提唱。カイロプラクティック治療院のオーナー、中古車販売店の専務、障害者スポーツ「ボッチャ」の事務局長、心臓外科の部長など、さまざまな業種にクライアントを持つ。現在はコーチング業の傍ら、オンラインサロンを運営中。ブログ「星を辿る」。著書『人生を変えるマインドレコーディング』(扶桑社)が発売中

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