更新日:2020年05月27日 13:13
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ユニクロのジャケットが外出自粛でもバカ売れのワケ

47/108 コンフォートブレザー(ユニクロ)5990円

MBのヘビーユース108

コンフォートブレザー(ユニクロ)5990円

 外出自粛の昨今、どのアパレルも大苦戦を強いられています。小耳に挟んだ情報では、日本中にセレクトショップを展開する某大手企業ですら資金ショート寸前。事業を畳むことすら検討しているそう。外出の必要がなければ服を買う理由もない「アパレル大不況」とも捉えられるこのご時世ですが、なんとユニクロのジャケットだけはバカ売れしているらしい。理由はリモートワーク需要。快適さときちんとした印象を両立させたユニクロの感動ジャケットやコンフォートジャケットが、自宅でのオンライン会議に適していると評価されているようです。  確かにユニクロのジャケットは信じられないくらい着心地がいい。スエットのような風合いでストレスが一切なく、パジャマを着ている感覚で仕事ができます。洗濯機でガラガラと洗うことができるため、クリーニングに出す必要もない。ユニクロが展開するビジネスの隙のなさがコロナ下において、改めて立証された形です。 MBのヘビーユース108 さて、今回紹介するのはそんなユニクロの新作ブレザー。ポロシャツの素材に近く、着心地はもはや「ラコステ」。スポーツ用のポロシャツを着ているかのように通気性がよく、伸縮性があり、楽チン。かといって、だらしない印象になるわけでもなく、ブレザーのアイコンである「金ボタン」も健在。肩まわりなどの作りもしっかりとしており、「フォーマル感」があるのでZoom会議から外出まで幅広く対応できるのです。  加えて値段が極限まで安い。これをビームスやアローズのオリジナル品として売り出したら1万5000~2万円は下らないはず。細身のスラックスを合わせればクラシコライクな着こなしになるし、太めのワイドパンツを合わせれば今風のカジュアルウェアにも変化する。シンプルデザインと日本人体形に合わせたスタイリッシュな作りになっています。  ビジネスモデル同様、アイテムの完成度にも隙がないユニクロにはもはやお手上げ。服にこだわりがあるはずの私ですら、今年の春ジャケットはユニクロばかり。こりゃアパレルブランドがつぶれるわけだわ。初心者から上級者まで納得できる出来、めちゃくちゃおすすめです。 商品、衣装/すべて私物 撮影/山川修一(商品) 岡戸雅樹(人物)
MB
ファッションバイヤー。最新刊『MBの偏愛ブランド図鑑』のほか、『最速でおしゃれに見せる方法 <実践編>』『最速でおしゃれに見せる方法』『幸服論――人生は服で簡単に変えられる』など関連書籍が累計200万部を突破。ブログ「Knower Mag現役メンズバイヤーが伝えるオシャレになる方法」、ユーチューブ「MBチャンネル」も話題に。年間の被服費は1000万円超! (Twitterアカウント:@MBKnowerMag

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