女子フィギュアのリプニツカヤ選手が出産。人気のロシア人スケーターたちの現在は?
大学進学を志して“引退説”が流れたがインスタで否定
最後は2018年平昌五輪金メダリストのザギトワの現在について調べてみた。15歳で金メダリストになった彼女だが、五輪後に行われたミラノの世界選手権で5位と惨敗。その後も不調に悩まされ、去年12月に17歳にして競技活動休止を表明した。 同月13日、ロシアの政府系テレビに出演し「新たな自分を探すことになる」とコメント。大学入学のための国家統一試験に向けて勉強中であり、大学進学後は将来的にはコーチ就任を目指していく方向性も明かしている。
この発言を受けて“ザギトワ引退”と複数のメディアが報じたが15日には自身のインスタグラムで引退を否定。「私は活動休止も引退するつもりもありません。私はまだチームロシアの一員であり、チームロシアのための国際大会に参加できます」と一連の引退説を退けた。競技会への参加は一時停止するものの、アイスショーなどへは出演するようだ。 入れ替わりが激しい女子フィギュアスケートの世界。毎年のように新しい魅力的な若手が入ってくる。10代でフィギュアスケートのトップに立ったザギトワもそのプレッシャーがあったのかもしれない。とはいえ、ザギトワは18歳。メドベージェワも20歳だし、トゥクタミシェワでさえ23歳だ。まだまだ先は長いのだ。これからの彼女たちが、人生というリンクの上で華麗な舞を見せてくれるのを期待したい。 <取材・文/すずきおさむし>
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