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キャバ嬢2人が屋久島にGo To…無計画すぎる旅の思い出は?

一番の思い出は「男性器の形をした木を見つけたこと」

「後から私も知ったのですが、縄文杉に行くのって最短でも往復10時間はかかるんですよね。ちなみに当初は3泊の予定だったのですが、店から『ヒマだからしばらく休んでいいよ』と言われたんです。思っていた以上に長く滞在することになったので、せっかくならば名所をたくさん回れるロングコーストレッキングにすることに。
ユイさんとウィルソン株。服はワークマンで揃えたそう

ユイさんとウィルソン株。服はワークマンで揃えたそう

 白谷雲水峡~もののけの森~ウィルソン株~縄文杉を回るコースで往復12時間以上なのですが、これが想像以上にキツくて……。体力には自信があったのですが、外出自粛の運動不足と連日の飲酒でもうヘロヘロ。  さらに食料も重いし道は雨で滑るわで……しかも私、扁平足なのでふくらはぎも痛くなっちゃって。どうにかウィルソン株まではたどり着いたのですが、縄文杉まではたどり着けず断念しました……。屋久島行って縄文杉に行かないって一体何なの!? と、友達にツッコまれましたね……」
もののけ姫的な光景

もののけ姫的な光景

 最大の目的である縄文杉さえ不発に終わってしまったユイさん。特に印象に残っている思い出はあるのだろうか。
カメノテ

カメノテ

「一番印象に残っているのは……う~ん、ウィルソン株も良かったのですが、カメノテを食べたことですね。味はクセの強いアサリって感じで食感は貝に近かったです。バター醤油焼きと味噌汁を食べたのですが、バター焼きは酒のつまみに最適でしたよ!
屋久島

男性器の形をした木。まあ、言われてみれば…

 あっ!でも、トレッキング中に見つけた男性器の形をした木を見つけたときが一番テンションが上がりましたね。それとスーパーで珍々豆というお菓子を見つけたんですよ! お土産でたくさん買ったので1ついります?」  もはや「Go To トラベル」ならぬタダの「キャバ嬢の下品なグダグダ旅」だが、なんだかんだ楽しかったのだろう。ユイさんのような下調べ一切なしの無計画旅行もたまには良いかもしれない。<取材・文/カワノアユミ>
東京都出身。20代を歌舞伎町で過ごす、元キャバ嬢ライター。現在はタイと日本を往復し、夜の街やタイに住む人を取材する海外短期滞在ライターとしても活動中。アジアの日本人キャバクラに潜入就職した著書『底辺キャバ嬢、アジアでナンバー1になる』(イーストプレス)が発売中。X(旧Twitter):@ayumikawano
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