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マイナンバーカードの大幅進化で財布が不要に…その根拠とは

マイナンバーカードが大幅進化

 マイナンバーカードが大幅進化する。総務省は2022年を目途に、一部機能をスマートフォンに搭載すると発表した。それと同時に、来年3月からマイナンバーカードに健康保険証の機能が付与される予定だ。さらに2026年には、運転免許証のデータをマイナンバーカードに登録するという。
カード類

画像はイメージです

 これらがすべて実現すれば、保険証も免許証もスマホで管理できる時代が到来する。言い方を変えれば「財布は不要になる」ということだ。ポケットにスマホがあれば、買い物をしたりドライブに出かけたりする近未来がそこまで来ている。

間近に迫る「健康保険証との一体化」

 現時点で最も間近な「マイナンバーカードの進化」は、上述の通り健康保険証との一体化である。これは医療機関及び薬局で、マイナンバーカードを保険証として利用することができるというもの。  その際に発生した医療費は、当然ながら履歴情報として残る。2021年度の確定申告から、医療費控除の手続きでこれらの情報が自動反映される。紙の領収書を1枚1枚確認して電卓で計算する作業は、もはや必要なくなる。  とりあえず、読者の諸兄諸姉にはこの「保険証との一体化」はマイナンバーカード大幅進化の第一項目であることを認識していただきたい。その上で、さらに解説させていただこう。
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スマホだけで電子証明書を表示できるように
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ノンフィクション作家、Webライター。1984年10月11日生。東南アジア経済情報、最新テクノロジー、ガジェット関連記事を各メディアで執筆。ブログ『たまには澤田もエンターテイナー

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