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「無印良品の絶品カレー」社内人気ナンバーワンは”ごろり牛肉”

「辛くないグリーンカレー」開発の苦労

辛くないグリーンカレー

開発担当の予想を上回るヒットとなった「辛くないグリーンカレー」

 味のクオリティを保ちつつ、辛さを調整するのは実は簡単な作業ではない。商品化の難度は高かった。 「辛さで味のバランスを取っているので、単純に辛さを抜けばいいというわけではありません。現在、辛くないカレーのシリーズは6種類ありますが、たとえばグリーンカレーの場合は青唐辛子のペーストが入っているので、きれいな緑色になります。辛味成分の青唐辛子を抜くと、このきれいな緑色にならないので『辛くないグリーンカレー』をつくるには、そこでまず工夫が必要になる。味はもちろん、見た目を再現する難しさもありました」
糖質10g以下のカレー

健康意識が高い人から特に支持を集める「糖質10g以下のカレー」

 同じく人気の「糖質10g以下のカレー」は糖質だけでなく、カロリーを150kcal以下に制限するなどニーズを先回り。日向さんたち開発チームの苦労の甲斐があって、同シリーズは「カレーはカロリーが高いから手を出しにくい」と考えていた人たちの救世主となっている。

定番のバターチキン、グリーンカレーに続く人気商品

プラウンマサラ

ココナッツとスパイスの香り、海老の旨みが本格的な「プラウンマサラ」

 たゆまぬ商品開発努力を重ねていった結果、「カレー屋」と呼ばれるようになった無印良品。専門店並みのバリエーションであるが、やはり人気は定番商品とのこと。 「お客さまに特に人気なのはバターチキングリーンカレープラウンマサラ(海老のクリーミーカレー)です。バターチキンとグリーンカレーは不動の人気で、去年から実施している人気投票でも1位、2位を獲得しています。3位にはキーマカレーが定番でしたが、ここ最近はプラウンマサラが上位になることが多くなってきましたね」
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社内評価ナンバーワンのカレーは?
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