会社が半リモート化で地元にUターン。週1~2日なら新幹線通勤でもいい
―[地方移住ドキュメント]―
企業に対して政府や自治体がしきりに呼びかけている従業員のリモートワーク化。だが、導入に踏み切った企業でも業務のすべてを自宅で行うのは現実的に難しい部分もあり、定期的にオフィスにも出勤する半リモート化を実施しているケースが目立つ。
有馬大智さん(仮名・31歳)が勤める情報サービス会社は、昨年4月から一時的な措置としてのリモートワークが続いていたが、夏になって正式に半リモート化に移行すると発表。それを受けて彼も10月に都内のアパートを引き払い、それからは栃木県内の実家で暮らしている。
週1~2日なら遠方からの新幹線通勤でもいい
実家には毎月5万円を入れているそうだが、ひとり暮らしのときは家賃だけで7万円。光熱費や食費を入れると13~14万円になっていたので支出は大幅に減った。
「特にひとりだと外食や弁当にすることが多かったですし、自炊でもひとりだと高くついちゃうじゃないですか。だから、実家で三度の食事を用意してくれるのが本当にありがたい。このまま甘えてしまいそうなので気をつけなきゃとは思いますが、ずっと離れて暮らしていた自分が戻って両親も喜んでくれているみたいだし、そこはよかったかなって」
ただし、実家に住むのはあくまで一時的なもの。ずっと住み続けるつもりはないそうだ。
実家に戻ったことで月10万円以上の貯金が可能に
ちなみに毎月の貯金額は、ひとり暮らし時代の月3万円から月10万円に大幅アップ。コロナの前は、半リモート化も実家に戻ることもまったく予想していなかったため、まさに彼にとってはうれしい誤算だろう。
「もう何年も付き合っている彼女がいて、結婚を考えているんです。互いの両親にも挨拶済みですし、もう少し落ち着いたら正式に婚約という形になると思います。けど、これから結婚で一緒に住み、さらにその先の子供のことを考えると、蓄えは少しでもあったほうがいいなって」
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ビジネスや旅行、サブカルなど幅広いジャンルを扱うフリーライター。リサーチャーとしても活動しており、大好物は一般男女のスカッと話やトンデモエピソード。4年前から東京と地方の二拠点生活を満喫中。
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