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馬券を抑える、「差し」と「刺し」…実は使い方を間違っているギャンブル用語

やりがちなギャンブル用語の誤字3選

ギャンブル用語

鉄板、トリガミ、裏目などギャンブルには特有の用語がいくつもある

 最近は外出を控えなくてはならないため、ネットでも楽しめる競馬をはじめとした公営競技に興味を持ったという人は確実に増えている。ファンとして大歓迎であるが、最近ネット上の書き込みを見ると、ギャンブル用語の誤字や使い方の間違いが増えている。  まあ、昔であれば本や雑誌など、正しく校閲されたギャンブル用語を目にする機会が多かったため知識として正しい公営競技用語を知る機会も多かったと思うが、最近はネットで誰でも書ける時代となったためか、誤用が止まらない状態だ。  ブログやツイッターなどで「通」っぽく書いても専門用語を誤用していては興醒めだ。せっかくなので、最近よく見かけるギャンブル用語の主な誤用を3つ取り上げてみたい。

抑さえ馬券? 押さえ馬券?

押さえ  トップクラスに目立つ誤用が「抑さえ」と「押さえ」の使い方だ。「抑さえ馬券」という表記を多々見かけるのだが、これは完全に誤り。  狙う買い目とは別に、狙った目ほど期待していないが買っておくという「押さえ馬券」。この場合は「押さえ」とは、差し押さえとか、取り押さえとか、念を押すという意味での押さえなので、こう呼ばれている。だが、「抑える」は「減らす」の意味なので、「抑えめに馬券は買った」など金額を「抑える」という意味で使うならば意図は分かる。しかし、それでもおかしいと言える理由がある。なぜなら、押さえ馬券は抑えた金額の馬券になるとは限らないからだ。 本線 100倍 100円購入 当たれば払戻1万円 押さえ 1.5倍 200円購入 当たれば払戻300円  押さえ馬券はメインで狙っている馬券ではなく保険的な狙いということなので、当たっても購入分が戻ってくるまでの払戻を期待するように購入額を調整することが多い。払戻が大きくなるような購入額にはしない。だがこの場合では、押さえの目は1.5倍のオッズであるため、本線と同額の購入となる100円では押さえ馬券が当たっても、払戻が購入額全体を下回ってしまうというトリガミになる。  トリガミを避けるためには、押さえのほうの購入額を100円から200円に増額する必要がある。こう見れば、押さえ馬券だからといって抑えた金額になるとは限らないことがわかるだろう。  抑えるのは金額、押さえるのは予想した目の重要度。これでおわかりいただけただろうか。
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「差し」と「刺し」の違い
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