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ひろゆきが「昭和の体育会ノリは社会で役に立つ」と断言する意外なワケ

お偉いさんへのご機嫌取りは海外でも通用

――たしかに、社会に出れば理不尽なことの連続です。 ひろゆき:昭和的なノリの古い体質の会社以外にも、体育会ノリはそこかしこに存在します。体育会ノリをまったく知らない文系社長が起業したベンチャー企業でも、上司が部下にかくし芸や物真似を強要してしまうみたいな体育会ノリを出してしまうこともよくありますしね。  でも、このお偉いさんへのご機嫌取りというのは、実は海外でも通用するんですよ。  体育会系ヒエラルキーでいうところの下っ端の動きは、偉い人に「あなたのことが好きです。あなたの言うことを喜んでやります」というのを態度で表明することを意味しています。

マッチョ思想を一度、経験させてみる

ひろゆき 偉い人に気に入られるため、その人の趣味に付き合ったり家族サービスの手伝いをしたりしないといけない場合、体育会系の下っ端の動きが、そのまま役に立つのは万国共通だと思うんです。  もちろん、こうした下っ端の動きが耐えられない人はほかの場所に行ける能力があるなら、さっさと別の場所に行けばいい。でも、多くの人はそうはいきません。  だから、体育会系のマッチョ思想を「よくない」と毛嫌いして子どもから遠ざけるよりも、こういう世界もあるんだ、と経験させ、理不尽に耐える力を身につけさせたほうがいいわけです。
西村博之(にしむらひろゆき)1976年、神奈川県生まれ。東京都・赤羽に移り住み、中央大学に進学後、在学中に米国・アーカンソー州に留学。1999年に開設した「2ちゃんねる」、2005年に就任した「ニコニコ動画」の元管理人。現在は英語圏最大の掲示板サイト「4chan」の管理人を務め、フランスに在住。たまに日本にいる。週刊SPA!で10年以上連載を担当。『僕が親ならこう育てるね』という初の子育て論本が発売。著者印税は児童養護施設へのパソコン寄贈に充てられる

ざんねんなインターネット

日本をダメにした「ネット炎上」10年史


僕が親ならこう育てるね

2ちゃんねる創設者・ひろゆき氏の新刊は“教育&子育て論” ※本の著者印税は、児童養護施設へのパソコン寄贈に充てられます。


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