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バカ売れ「コロナ馬券」を逆手に妙味をつかむオカルト馬券活用法

バカ売れした“コロナ馬券”は買うだけ損!?

 さて、この話には問題があります。それは、次のゾロ目の開催日は2022年までないということです(笑)。10月10日、12月12日には中央競馬の開催がありますが、枠連10-10はないですからね。  ただ、この話はいくらでも応用が利きます。日付だけではなく、サインとして話題になる馬券は異常なほど売れるため、まったく妙味がなくなるので、他の券種で代用するなどした方が得だということです。

オッズのマネジメントに活用して……

コロナ馬券

昨年の有馬記念のオッズ。確かに偏りが……

 例えば昨年の有馬記念では、冒頭で少し触れた5-6-7の“コロナ馬券”が異常なほど売れていました。3連単で1着5番、2着6番の組み合わせのオッズを見ると、なんと3着は7番の組み合わせがもっとも売れていて、オッズがつかない状況でした。7番のラッキーライラックは4番人気だったにも関わらずです。  このときの3連単5-6-7が276.2倍でしたが、馬単の5-6は186.3倍。3着を当てる必要がない馬単とそこまでオッズが変わらないのを見ると、明らかに馬単を買った方が得でした。  サインやオカルトで馬券を当てるのは正直なところかなり難しいでしょう。ただ、そのオッズ傾向を利用すれば、損な買い目、美味しい買い目が見えてくるのです。 文/TARO
競馬予想ブログとしては屈指の人気を誇る『TAROの競馬』を主宰する気鋭の競馬予想家。12月5日に最新刊『馬券力の正体 収支の8割は予想力以外で決まる』(オーパーツ・パブリッシング)が発売になった。著書は他に『競馬記者では絶対に書けない騎手の取扱説明書』(ガイドワークス)、『回収率を上げる競馬脳の作り方』『回収率が飛躍的に上がる3つの馬券メソッド』(扶桑社)が発売中。
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