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短期免許外国人騎手不在が追い風に。今年ブレイクするJRAジョッキー5選

横山武史騎手に続け! ネクストブレイクジョッキーはこの5人

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写真はイメージ

 ジョッキー界に地殻変動が起こっています。これまでビッグレースを勝ち続けてきたルメール騎手が、今年に入って不振傾向。昨年末から続く重賞の連敗はついに17まで伸びました(※データは記載のない限りすべて2022年2月13日開催終了時点)。  一方で、若手騎手の台頭が顕著です。筆頭格といえる横山武史騎手は、昨年エフフォーリアとのコンビでビッグレースを続々と制するなど年間G1・5勝の活躍。これはルメール騎手と並ぶトップの数字で、下半期に限れば横山武史騎手=4勝、ルメール騎手=1勝と完全に勢いで上回っていました。  かつて、ビッグレースではデムーロ騎手とルメール騎手、いわゆる“デムルメ”を買っておけばOKと言われていましたが、そんな状況にも変化が起こっています。加えて、大レースを軒並みかっさらっていた短期免許の外国人騎手たちもコロナ禍で来日できない状況が続いています。まさに地殻変動、今は若手ジョッキーが台頭しやすい状況にあるのです。  というわけで今回は、横山武史騎手に続くネクストブレイク騎手としてオススメのジョッキー5人をその特徴とともにご紹介したいと思います。一般競馬ファンの知名度が上がる前に目をつけておけば、馬券的にも心強い存在となるはずです。

重賞初制覇で勢いに乗る

<オススメジョッキー1 菅原明良騎手> ●特注条件→短距離戦  1人目は、関東の菅原明良騎手です。昨年カラテとのコンビで重賞初制覇を果たすと、キャリアハイの75勝をマーク。2022年も年明け早々にオニャンコポンとのコンビで京成杯を制覇、徐々にビッグレースでの活躍も目立つようになってきている注目の若手騎手ですが、菅原明良騎手の大きな特徴は「パワフルな追いっぷり」です。  代表的なパートナーでもあるカラテは500kgをゆうに超える超大型馬ですが、持ち味の腕っぷしの強さで力強く動かすことができます。馬場読み能力も高く、新潟や小倉の芝コースなどローカル競馬の荒れ馬場では巧みなコース取りでしばしば穴馬を激走させています。  特注条件は、短距離戦。菅原明騎手は「スタートの上手さ」も特徴の1つですが、その長所が生きるのが短距離です。特に腕っぷしの強さが生きる芝の荒れ馬場や、ダートの短距離戦は買い。2021年以降、ダート1200m以下に限ればすべての馬の単勝を買い続けてもプラス収支でした。まだ全国的にはそこまで名が知れていないため馬券的な妙味も十分ありますから、見つけたら積極的に買ってみてください。
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一気にブレイクの気配が漂う2人
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