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ひろゆきが絶対に必要だと感じる「義務教育で本当に教えるべきこと」

実は充実している行政サービスが知られていない

ひろゆき――支援を必要としている人に適切な情報が届いていないというのは深刻な問題です。 ひろゆき:シングルマザーとして働きながら子供を育てていくのはめちゃくちゃ大変なことですし、不安もあると思います。でも、例えば東京であれば「母子生活支援施設」という、子どもと一緒に住みながら、親が働きに出ているときは母子支援員や少年指導員が子どもの世話をしてくれて格安で生活できる施設があります。  それでも子供を育てることが難しければ、里親制度を利用することになるわけですが、里親制度も実は種類があり……子供を養子に出して育ててもらう「養子縁組里親」、「養育家庭」という養子縁組を目的とせず家庭で暮らすことのできない子供を1か月以上の一定期間預かってくれるという制度などなど。  もちろん行政のサービスなので、申込みをして状況を説明して審査を受ければ役所が子どもを預かって支援したい家庭を紹介してくれたりもするわけですが、多くの人が知らなかったりするわけです。

少子化問題を解決したいなら義務教育を再考するべき

――たしかに、普通に生活していたら知らない知識かもしれないですね。 ひろゆき:こういう知識は古文や漢文なんかよりもとほど大事。でも、学校では教えてくれません。その結果、子育てのための制度があることすら知らずに悩んで疲弊してしまう、先のシングルマザーみたいな方が出てくるわけです。  少子化問題になっている日本にとって損失でしかないですよね。本当に少子化問題を解決したいなら、社会に出ても使わない知識を義務教育に入れるより、こうした役所の使い方を教えたほうがいいと思ってしまうんです。
西村博之(にしむらひろゆき)1976年、神奈川県生まれ。東京都・赤羽に移り住み、中央大学に進学後、在学中に米国・アーカンソー州に留学。1999年に開設した「2ちゃんねる」、2005年に就任した「ニコニコ動画」の元管理人。現在は英語圏最大の掲示板サイト「4chan」の管理人を務め、フランスに在住。たまに日本にいる。週刊SPA!で10年以上連載を担当。『僕が親ならこう育てるね』という初の子育て論本が発売。著者印税は児童養護施設へのパソコン寄贈に充てられる

ざんねんなインターネット

日本をダメにした「ネット炎上」10年史


僕が親ならこう育てるね

2ちゃんねる創設者・ひろゆき氏の新刊は“教育&子育て論” ※本の著者印税は、児童養護施設へのパソコン寄贈に充てられます。


★「子育て」「教育」に関する質問にひろゆきが回答する『僕親』発売記念オンラインイベント

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