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慶応卒イケメン俳優が「会社勤め」を経験して知った“世間知らずだった自分”

会社で働きはじめて理解できたこと

崎本大海さんーーそうした経験を経て、現在につながる行動を開始されたわけですね。  その後、一番親しい友人がオーナーを務めている会社で実際に働くようになり、経理や総務、財務を任され、従業員の方々の給与の天引きや社会保険の手続きを行いながら、従業員側と使用者側の両サイドから見た、所得と税金や年金の仕組みに対する理解を深めていきました。  お金に対する考え方も人によって千差万別で、自分の給料からどうしてこれだけの金額が何の目的で引かれているのか、わかっている人もいればまったくわからない人もいる。  それを説明しているうちに、会社がどうやって資金を集め、従業員に給与を払い、利益を残していくかという仕組みも見えてきました。つまり「個人」と「会社」それぞれのファイナンスをこの目で見ることができたんです。

資産とキャリアを形成するためのサポート

ーー新しい世界に飛び込むことで、これまでとは別の視点が養われていったのですね。  そもそも僕の年代から上の世代の人たちって、「お金」について学校で学んだ記憶ってまったくと言ってよいほどないと思うんです。そういう僕も20代の頃は「宵越しの銭は持たない」みたいな価値観で、「お金への無知」のど真ん中を突っ走っていた部分は正直、ありました(笑)。  芸能人やアスリート、フリーランスといったキャリアを頑張っている人の「資産」を守り、次のキャリアに向かおうとしている人に社会の仕組みを教えてあげる。そして、それをビジネスとして成立させるためにどうすればいいのかを今、模索している最中です。  でも、こういうキャリアを歩んでいきた自分だからこそ、できることがきっとあるのではないかと思うんです。 【後編】⇒“金融知識ゼロ”だった俳優が、30代で「資産運用アドバイザー」になるまで 【崎本大海】 ’86年、東京都生まれ。6歳から子役として活動する。海城中学校・高等学校を経て、慶應義塾大学法学部政治学科を卒業。主な代表作は連続テレビ小説『わかば』『闇金ウシジマくん』『科捜研の女』など。現在は俳優業だけでなく、資産運用アドバイザーとして金融に関する情報発信も行う 取材・文/中村裕一
株式会社ラーニャ代表取締役。ドラマや映画の執筆を行うライター。Twitter⇒@Yuichitter
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