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「勝ち目ゼロ」「超絶ボッタクリ店」と自らツイートする店長が目指す“町中華のようなパチンコ屋”

出るとは言わない、来るなとは言う

パーラー富士

パーラー富士、店頭に置かれたTwitterの告知

 今話題のTwitterを運用されているのは店長さんでよろしいですか。 店長「はい、そうです」  パチンコ店の公式Twitterとは思えない言葉が並んでいるのですが、ご自身のお店に対して「ボッタクリ店」のようなネガティブな言葉を使うことに抵抗はなかったですか。 店長「ないです、全部自分の責任なので。数字さえよければ誰も何も文句を言わない会社なんですよ。他店の場合、『出る出ると言ってるから……』と思って実際に行って打ってみると、あれ?と思うこともありますよね。  ただ、うちの場合は公式で『来るな』と言ってるんで、来てみると『意外とマシだな』と思ってもらえると思うんです。  広告を見たお客さんの期待値が高くなって、実際に行って下がってしまうよりは、底辺にみせてから来てもらった方が、レベルの上がったところになるじゃないですか。つまり、マイナスなPRをしているのは、お客さん側に店の価値を上げてもらうために、こちらから期待値を下げきっているという手法ですね」

発信力をつけるためにツイート

 話題を呼ぶことを目的にしたのもありますよね。 店長「そうですね。フォロワーを増やして発信力をつけることを目的にしています。少し長いスパンでいうと、今入ってるビルが古いんで、3~5年の間に建て替えになると思うんですよ。  まっさらになって新しいビルができたところに、もう一度オーナーにパチンコ屋として入ってほしいんで。そのときに改めて発信力が必要になってくるんです。それで、今から発信力をつけるために、新しい形で話題を呼ぶことを考えました」
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町中華のようなパチンコ屋
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勝SPA!
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