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「勝ち目ゼロ」「超絶ボッタクリ店」と自らツイートする店長が目指す“町中華のようなパチンコ屋”

これからの目標とは?

パーラー富士

大工の源さん韋駄天も一回交換と、独特なルールもパーラー富士ならでは

 今後はどういった展望がありますか。 店長「とりあえず年内はTwitterのフォロワー数を多くして、『Twitterを見て来た』という人を増やすことです。そして数年後は、新しいビルに再び“パチ屋”の『パーラー富士』として入ることが目標です。今はとにかく目立ちたいと思います」  最後に、この記事を読んでいる人にパーラー富士の魅力を伝えてください! 店長「魅力はお客さんが感じるものであって、店が伝えることではないんで。例えば店内に石ころが転がっていても「前衛的なアートみたいで素晴らしい!」と感じる人もいるでしょうし。うちは”この店の姿”をみせるだけです」

本当にボッタクリなのか?

 SNSで他店との差別化を図り、それが功を奏しているパーラー富士。実際に店内へと足を踏み入れると、SNSでの発信と同様に、明らかに他店とは違う”パチ屋の空間”がそこにはあった。  一発台が多めの独特な機種ラインナップだけでなく、「P 大工の源さん 超韋駄天」などの機種で、「RUSH突入時は一回交換」という特殊なハウスルールが書かれている。令和に誕生したパチンコ機が昔ながらのルールで運用されているのは、パーラー富士が作り出す”パチンコ屋”の姿なのだろう。  そしてインタビュー終了後、実際に打ってみることにした。自称ボッタクリ店ということで、しっかり身構えて台に座ったのだが、状況は思いのほか悪くない……。  それどころか、しっかり回ってくれる台もあった。私は一回交換の「P沼」を打ち、投資3000円で当たって約4400玉を獲得。ボッタクリ店と自称するホールで、なんと勝ってしまったのだ。  これもパーラー富士の魅力なのかもしれない。自分でボッタクリ店というのだから、客は負けて当然。もし勝ったら他の店で勝つよりも何倍も嬉しい。私はこの店の出す”一杯のラーメン”の虜になってしまった。  パチンコ激戦区の池袋地区で、勝つことだけに躍起になって大型店に向かうのではなく、懐かしの”パチ屋”に足を踏み入れるのもまた、いつもと違った心地よいひとときを過ごせることだろう……。 文/セールス森田
Web編集者兼ライター。フリーライター・動画編集者を経て、現在は日刊SPA!編集・インタビュー記事の執筆を中心に活動中。全国各地の取材に出向くフットワークの軽さがセールスポイント
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