ライフ

9年前に離婚した妻と復縁。人生3度目の“名字変え”は「やっぱりめんどくせぇ」

別居婚だとさらに面倒 引っ越しが重なり……

 また、これは特殊事例だが筆者の場合、別居婚である。復縁しても同居するわけではない。そして、復縁を機に家族で集まれるセカンドハウスを借りて、筆者はそこに住むことになった。  これは単身赴任や結婚を機に引っ越す場合も該当するかもしれないが、不動産契約をしたときの名字と、引っ越しをして新生活を始めた日で名字が変わってしまう状態になってしまったのだ。  筆者の場合、まずは賃貸契約時点では旧姓で全て契約を進めた。その後、引越し前にもう一度不動産屋を訪ね、婚姻して改姓した後、引越し前の住民票を身分証明として改めて提出する、ということになった。  さらに、引越し先で名字を変えるため、表札・郵便受けには当面、旧姓も併記しておく必要がある。郵便局での転送は名字変更にも対応してくれるのだが、宅急便においてはその限りではない。  もちろん住所通り訪ねて宅配してもらえればいいが、名字が違うと判断され、宛先不明で戻されてしまったことが1度目の結婚のときには何度かあった。  あまり個人情報を表札に書きすぎたくないかもしれないが、単身の場合はただでさえ荷物が受け取り辛い環境において、宛先不明や再配達で二度手間になることを避けるというのも重要だったりする。

いつ銀行口座の名義を変更するべきか

 先ほどの印鑑とも関連しているが、銀行口座の名義変更にも追われる。郵送にせよ銀行を直接尋ねるにせよ、口座を持っているだけ変更に費やされる時間は多い。  それでいてフリーライター・配信者である筆者の場合、請求書の名義を切り替えるタイミングと口座の名義を切り替えるタイミングを揃えねばならない。  結婚したタイミングで同日に切り替えてしまうと、いろんな振り込みが遅れてしまう。実際、これも一度目の結婚の際、一つの振り込みが遅れてしまったことがある。結婚直後で入り用のときには結構痛かった。  名刺も作り直しになる。筆者の場合、旧姓で何年も活動しているため、仕事での名前は旧姓のまま進めることにしたが、支払い口座は新姓である。名刺に両方書いておかないと、これもギャラの支払いでおかしなことになる。まるで芸名を使っている芸能人みたいと考えればカッコいいかもしれないが、実際は面倒だ。  1度目の結婚から離婚までは1年ほどだった。SEとして働いていた当時、派遣先の現場ではタイミングが合わず、旧姓のまま1年仕事をしたのち、別の現場へ移った直後に離婚したため、本当は旧姓に戻ったのに今度は改姓していた当時の名字で仕事をしていたこともある。  2年間に渡り本名ではない名前で仕事をしていたことになるのだ。出向とかが絡むと実に面倒だったし、なんだか気持ち悪い状態で仕事をすることになってしまっていた。  変に「本当は〇〇ではなく△△です」なんて言おうものなら、人によってバラバラに名前を呼ばれることになり、さらに混乱することになるので「もう面倒だから入ったときの名前のままで通す」となってしまうのだ。給与は所属している派遣元から支払われるので、こちらの名字さえ変更しておけば良かったのは幸か不幸か……
次のページ
もうネット上での個人情報更新なんてやりたくねぇ!
1
2
3
公営競技ライター・Youtuber。近鉄ファンとして全国の遠征観戦費用を稼ぐため、全ての公営競技から勝負レースを絞り込むギャンブラーになる。近鉄球団消滅後、シグナルRightの名前で2010年、全公営競技を解説する生主として話題となり、現在もツイキャスやYoutubeなどで配信活動を継続中。競輪情報サイト「競輪展開予想シート」運営。また、ギャンブラーの視点でプロ野球を数で分析するのが趣味。
Twitter:@signalright

記事一覧へ
おすすめ記事