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ひょっとしてディーゼルエンジン搭載車は最後?300万円台で買えるプジョー308の実力

先代308は小さいディーゼルエンジンを積んだ小粋なヤツ

 で、今回の終活の対象は、新型プジョー308です。読者のみなさまはプジョー308なんて見たことも聞いたこともないでしょうが、先代308はコンパクトな車体に1600cc(途中で1500ccに変更)という小さいディーゼルエンジンを積んだ小粋なヤツで、私は真剣に購入を検討しました。  なにしろつい数年前まで、フランス人の8割がディーゼル車に乗っていたくらいフランスはディーゼル車の本場。プジョー308は本場の味。ギョーザで言えば宇都宮だったのです。

期待して新型プジョー308と対面!

オートクラブ

新型プジョー308 ’25年施行予定の「ユーロ7」では一酸化炭素、炭化水素、窒素酸化物に加えてアンモニア、メタン、二酸化窒素に対する規制が追加見込み。燃料を燃やして走るクルマすべてが絶滅に向かってます

 5年前、私が先代308ではなくBMW(の中古)を選んだのは、308のデザインがちょっと地味すぎたからでした。性能は十分だったので、新型は大変気になります。弟分の208がかなりイケてる感じになったので、308もイケてるんじゃないか!? ひょっとして最後のディーゼル車候補になり得るかも! と期待していたのですが、実物と対面してややガックリ。相変わらず地味だなあ……。  フランス車はオシャレじゃないと意味ないけど、あんまりオシャレでもないし。サイズもかなり肥大化して、私のBMWよりだいぶ幅が広くなってしまった。つまりイケてないデブですね。
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乗り心地は…
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1962年東京生まれ。慶大法卒。編集者を経てフリーライター。『そのフェラーリください!!』をはじめとするお笑いフェラーリ文学のほか、『首都高速の謎』『高速道路の謎』などの著作で道路交通ジャーナリストとしても活動中

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