フォルクスワーゲンが日本人に人気のワケ。輸入車だけど「慎ましく謙虚」
日本人の気質に合う質実剛健な存在感
またフォルクスワーゲンは、日本人の国民性とも相性がいいそうだ。
「日本人の気質として、乗るクルマを誇示し、ステータスを強調するようなマインドではなく、慎ましさや謙虚さといったものが根底にあると捉えています。フォルクスワーゲンは『質実剛健』と称されることがありますが、これはまさに言い得て妙であり、フォルクスワーゲンを象徴するような言葉だと思っています」
このようなフォルクスワーゲンらしさを伝えていく上で、日本市場ではデジタルとリアルをうまく使い分けながらプロモーションを行っているという。
「すでに認知度の高いモデルに関しては、デジタルを中心にお客様との接点を設け、ブランド想起できるように心がけています。実のところ、フォルクスワーゲンは積極的にデジタルに投資しています。アプローチしたいチャネルごとにデジタル施策を行い、販売促進しています。一方で、最近発売したフル電動SUV『ID.4』など認知度の低いモデルについては、デジタルに加えてテレビCMへの積極的な出稿や、リアルイベントも行い、認知度アップに努めています。
デジタルでもリアルでも心がけているのは、『モダンかつフレッシュさを伝えることです。『時代ごとにお客様のさまざまなニーズを幅広く捉え、『People’s car』(国民の車)として愛されるクルマ』であることを追求してきたこともあり、その世界観を反映したプロモーションを展開しています」
EVは流行るか否かではなく、時間の問題と捉えている
1986年生まれ。立教大卒。ビジネス、旅行、イベント、カルチャーなど興味関心の湧く分野を中心に執筆活動を行う。社会のA面B面、メジャーからアンダーまで足を運び、現場で知ることを大切にしている
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