更新日:2023年05月15日 14:11
エンタメ

閉鎖病棟に3回入院した元セクシー女優が明かす「メンヘラの“プロ・アマ”の違い」

「いまも昔も人前に出る仕事は楽しい」

――現在も、メンヘラ行為への衝動は湧くものでしょうか。 白玉:いまもお薬は飲んでいます。ヒドイ時は一度に10種類は飲んでいましたが、現在は4種類に減りました。私は「境界型パーソナリティ障害」と診断されているんですが、お医者さんいわく「年齢とともに落ち着くもの」と言われています。  ただそんな中で去年の事件があったため、ちょっと焦りもあるんです。若い頃一緒に病んでいた友だちが家庭を持ったりとか、子供が出来てお母さんになっているのを見ると、“まだ病んでる自分”に悩むんですね。このままゆっくり落ち着けばいいんですが。  とはいえ、いまも昔も人前に出る仕事は楽しいと思っています。ヤリマンって性にだらしないってマイナスイメージがあると思うんですけども、それをテーマにしたトークイベントならみんな笑って聞いてくれるんですよ。

「いまのまま、楽しく安定した生活を送りたい」

白玉あも――たしかに、話を聞きたいと思う男性の人は多そうですね。 白玉:あと私には女性のファンも多くて。同じメンヘラの子なんかが共感してくれるんだと思うんですけど。ファンの方とお話させていただく機会が多いおかげか、最近は「死にたい」って思うことはなくなりました。いまのまま、楽しく安定した生活を送りたいです。  若い頃は「普通に生きられないなら死のうかな」と思っていました。でも、「飛び降りて死ねなかったら、もう彼氏とセックスできなくなっちゃうな」と考えてストップ……みたいなことをしてたんです。ちょっと理由はおかしいんですが、セックスが承認感・安心感を与えてくれるものだった時は、そういう考えだったんですよ(笑)。  でもこの年齢で振り返ると、セクシー女優もSM嬢も楽しい仕事でした。「汚い状態の自分を受け入れてくれるのが嬉しい」って考えられたからかな。いま、もし過去の私と同じ境遇の女の子がいたら、ぜひトークイベントなんかに来て、話を聞かせてほしいです。  * * * “経験人数1300人”で、セクシー業界でのできごとも楽しげに語っていた白玉さん。自称「プロのメンヘラ」でもある彼女、さまざまな経験を糧にして、今後の活動にも注目したい。 【前回記事を読む】⇒“経験人数1000人以上”元セクシー女優が語る、壮絶半生「自宅には母親と父の愛人が同居」 <取材・文/太村 太>
営業・バス運転手・SEといった職を経験してきたジョブホッパー。編集プロダクションでの修行を経て、現在はフリーライターとして活動中。将来はボルゾイを飼いたいと願ってやまない
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【イベント情報】
白玉あも生誕祭~40になってもやめへんでnight
2023年5月14日(日曜日)に開催
OPEN 17:30 START 18:00
前売 3000円 当日 3500円
※ドリンク別500円
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