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エリート芸人・真空ジェシカが語る“まさかの初舞台”…アンケートには「交通費返せ」

お笑いサークル時代の“初舞台”

First Stage 芸人たちの“初舞台”――お笑いサークル時代の初舞台って覚えていますか? ガク 先輩の前でのネタ見せですね。新入生がみんなやらされるんですよ。僕は「ショート漫才」をしてました。  普通に漫才やコントを作るんじゃなくて、ショートコントみたいな感じで漫才をするっていう、こざかしいやつで。最初からシステムに逃げたのをやってましたね(苦笑)。 ――いきなりメタ視点のネタをやった。 ガク まっすぐ作ったネタでスベるのが恥ずかしかったんですよね。ちょっと変わったことをやれば、スベっても言い訳できるんじゃないかっていう気持ちでした。 ――ウケましたか? ガク 「新しいことをやろうとしてるね」と言ってもらいましたけど、「おもしろい」とは言われなかったです。 川北 うそ。大学お笑いってそういう漫才の構造とかをイジると、おもしろいとされるはずなのに。本当にウケなかった? ガク うん。いいねぇって感じではあったけど。 川北 僕は本当にお笑いを知らなかったので、ショートコントとかそういうシステムもわからなかった。だからそういうのやられたら「すごっ!」って思ってましたね。

「交通費返せ」と書かれた、川北の初舞台

First Stage 芸人たちの“初舞台”――川北さんは初舞台って覚えていますか? 川北 最初は学内ライブですね。ドンキに売ってるファラオのコスプレを買って「小西ファラオ」ってやりました。  大西ライオンさんのパクリですよね。小西ファラオがニュースにゲストで来るみたいなコントで。  他大学から観に来た人が、アンケートに「交通費返せ」って書いてました。そのあとサークルで議題に上がりましたもん。「どうやって交通費を返そう」って。 ガク まじめすぎるだろ。 ――学内ライブって教室でやるんですか? 川北 そうですね。どのサークルも基本的に教室でやってる。設備が整ってる東大とか早稲田だと、学内に小さいライブハウスがあって、そこでやれるんですけど。
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