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エリート芸人・真空ジェシカが語る“まさかの初舞台”…アンケートには「交通費返せ」

2人の出会いは合同ライブ

First Stage 芸人たちの“初舞台”――慶應大学と青学で別々の学校だったのに、おふたりはどうやって出会うんですか? そもそも大学お笑いって横のつながりは強かったのでしょうか? ガク 青学のお笑いサークルと、慶應のお笑いサークルは結成した時期が近くて、交流がずっとあったんですよね。それで合同ライブをよくやってたんです。 川北 僕らが入ったころには、どのサークルもみんな友達だよ、みたいな感じでしたね。 ――バチバチやり合ってるんじゃないんですね。 川北 まったくないですね。学内のほうがバチバチしてました。お笑いサークルは落研に嫌われるんですよ。  落研からすれば、こっちでお笑いやればいいのに、なんで新しくお笑いサークルを立ち上げるんだって思うらしくて。

お互いの第一印象は…「イヤな感じのヤツいるなー」

First Stage 芸人たちの“初舞台”――お互いにどんな第一印象だったか覚えていますか。 川北 ガクはバッハみたいな髪型してましたね。 ガク ロン毛でパーマかけてたね。 川北 すごいトガってるヤツだったんですよ。だから「イヤな感じのヤツいるなー」って思ってました。 ガク トガってたわけじゃなくて、人見知りだったんですよ。  まわりのみんなが仲よくしてるなかで、全然友達がいなくて誰ともしゃべらなかったのが、トガってるように見えただけだと思います。めちゃめちゃ大人しくしてただけです。 ――バッハが寡黙だとトガって見えますね。 川北 でもまぁほんとに何回もライブで一緒になるので、自然としゃべるようになったんじゃないかな。 ガク 僕は最初に川北にしゃべりかけられたの覚えてるな。「ネタのあのくだりがおもしろかった」って言われた。 川北 自分がおもしろいなって思ったところは、絶対伝えるようにしてるから。 ――ガクさんは川北さんに対してどんな印象を抱いていましたか? ガク めっちゃおもしろかったですね。ネタも大喜利も一番ウケてた。こんなおもしろい同期がいるんだって思ってた覚えがあります。 【真空ジェシカ】 川北茂澄(かわきたしげと、1989年5月23日、埼玉県出身)と、ガク(1990年12月3日、神奈川県出身)のコンビ。慶應義塾大学のお笑いサークル「O-keis」所属だった川北と、青山学院大学のお笑いサークル「ナショグルお笑い愛好会」のガクが、2012年に結成、同年にプロダクション人力舎に所属が決まる。『M-1グランプリ2021』で、初めてファイナリストになり、6位タイ。2年連続でファイナリストとなった2022年は、5位タイに輝いた。初の冠番組『ジェシカ美術部』(テレビ朝日)や、TBSラジオのポッドキャスト番組『真空ジェシカのラジオ父ちゃん』など活躍の場を広げている。 構成/日刊SPA!編集部 写真/青山裕企
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First Stage 芸人たちの“初舞台”

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