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箱根駅伝「選手に並走する市民ランナー」はどれだけしんどいのか? を検証してみた

 新年の風物詩、第93回東京箱根間往復大学駅伝競走(箱根駅伝)は2日、往路が行われ青山学院大学が3年連続で往路優勝を果たした。

青山学院大学駅伝チーム

adidas running 青山学院大学駅伝チーム season 2016-2017(YouTubeより)

 箱根駅伝は読売新聞東京本社前(東京都千代田区)から芦ノ湖(神奈川県足柄下郡箱根町)までの5区間107.5kmを2日で往復する歴史ある駅伝大会。年々タイムは更新され、第93回大会往路優勝の青山学院大学のタイムは5時間33分45秒だった。単純計算すれば、青学大は往路107.5kmをおよそ333分で襷をつないで走っている計算。平均時速は約19.5km/hということになる。

箱根駅伝の選手はやっぱり足が速い


ルームランナー むろん、これには箱根峠へと向かう上り坂が含まれているので、平坦な国道1号線の道路を走っているときの青学大の時速はおよそ20km程度となる。

 ではこのスピード、どれだけ早いのだろうか。箱根駅伝の中継ではしばしば、沿道で必死にランナーについていこうと走る市民の姿を見かける。だが、彼らの粘りはせいぜい数十秒程度で、すぐに姿を見れなくなってしまう。市民もかなり全速力で走っているようにみえるのだが…。

ルームランナーで見れば一目瞭然!


 箱根駅伝の選手たちの平均ペースである時速20kmは、ルームランナーを使うとその早さがわかりやすい。

時速20km 一般に、フィットネスクラブに設置してあるルームランナーで設定できる最高時速は20km/h。過去にフィットネスクラブでスタッフをしていた20代男性に話を聞いたところ、フィットネスクラブ利用者のルームランナーの設定時速は概ね8〜15km/h、平均すると10km/h程度だという。

時速10km すなわち、箱根駅伝の選手はフィットネスクラブ利用者の走行ペースの約2倍で東海道を駆け抜けていることがわかる。

 試しに、取材班がフィットネスクラブの許可を得てルームランナーのスピード動画を撮影してみた。両者を比較すれば、いかに箱根駅伝のランナーが猛スピードで駆け抜けているかがわかるだろう。

⇒動画10.3km/h(https://nikkan-spa.jp/1268128)

⇒動画20.0km/h(https://nikkan-spa.jp/1268128)

 下の動画は、取材班が時速10.3kmで走っている様子。これでもなかなかの速度であることがおわかりいただけるだろう。ちなみに皇居一周の距離はおよそ5km。このスピードならば30分で皇居を一周する計算だ。

⇒動画10.3km/h run(https://nikkan-spa.jp/1268128)

 本日はいよいよ復路が行われる。史上6校目の大会3連覇を目指す大本命の青山学院大学が優勝をはたすのか。それとも2位の早稲田大学、3位の順天堂大学が逆転するのか。また10位以内に入るシード校はどこの大学なのか。正月の風物詩に国民の注目が集まる。 <取材・文/日刊SPA!取材班>




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