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子育てしながら世界ランキング1位の女性配信者を直撃。最高月収は「高級外車が買えるくらい」

ライブ配信人口がもっと増えてほしい

――今はどのような活動をされているんですか? ほしな 関コレ(関西コレクション)にモデルとして出させていただいたり、たくさんのメディアに出演させていただいていますが、やっぱり私はライバーなんだなって感じています。現在はライバーとして5年目になって、17LIVEの上位のライバーが固定化されているのが気になっています。  新しいライバーの子が入ってきてもすぐ辞めてしまって、下の世代が育たない。このままで、今後も17LIVEが活性化するのか、と心配しています。  これからは私自身も以前のように毎日配信をするのではなく、一線を退きライブ配信業界を盛り上げていきたいという強い気持ちがあります。これからライブ配信を始める子に、自分が経験して得た知識や技術などを伝えたいですね。ライブ配信の可能性がなくなっちゃうよりは、もう一度盛り上げたいです。  お世話になった17LIVEなので、17LIVEやこのライブ配信業界に恩返しがしたいですし、ライブ配信がもっと活性化してくれれば自分ももっと違う世界が見れるんじゃないかなって思います。  そして、「ライブ配信には夢がある輝ける場所だ」ということを皆さまに認知していただき、これからライブ配信人口がもっと増えてほしいという願いを込めて微力ながらですが活動しています。

子育てとの両立

――ほしなさんは一児の母として、子育てとお仕事をどのように両立されていますか? ほしな ライブ配信というのは、自分の好きな時間帯にできるというのが魅力の一つでもあります。極端なことを言えばスマホ一つあれば誰でも配信できるので、自分のライフスタイルに合わせて時間を見つけ、その空いた時間で配信ができます。なので、仕事と子育ての両立のハードルは案外低くなり、子供との時間も一般の家庭の方より多く取れていると感じています。 ――子育てと仕事の両立でもっとも大変だったことは? ほしな 私個人としては配信時間を毎日「何時から何時まで配信する」と定めたかったのですが、やはり子育て優先になってしまうことが多かった点が大変でしたね。子供が寝る時間がバラバラだったり、子供の体調や気分によって、なかなか思うようにいかないことも多くありました。 ――今後はどうような活動をお考えですか? ほしな 今後は、自分がお世話になったライブ配信アプリ業界をより一層盛り上げたいと思っています。「私も配信したい!」「配信して有名になりたい!」という子を、自分の経験や知識を活かして多く輩出させ、みんなで互いに喜び、盛り上げていくのが私の夢です。収入が下がってでも一線を退き、これからライブ配信を始める子や、今ライブ配信をしているけれど悩んでいる子などを育てる活動に専念させてもらっています。  ライブ配信は子育てにはかなり向いていると思っていて、自分のライフスタイルに合わせてできるところが最大の魅力です。通勤時間も必要なく、自分のパーソナルスペース一つあればできてしまうので、かなりいい職業だと感じています。  また、ご主人様にとっても、奥さまが家でライブ配信をやれるということは、お子さんといる時間を多く確保できたり家事にも専念できる時間を持ちやすいので、お互い忙しくてすれ違ったりすることがあまりないと感じるので、すごくオススメです。  それ以外の方ももちろん、私が運営する事務所には高校生からご年配の方まで幅広くライバーとして活動されているので、年齢・学歴問わず、誰にでもチャンスがあると思います。  今は誰でもライブ配信がやれる時代ですが、私も最初は躊躇しました。でも、人生1回しかないですし、私は「全部やってみる」「挑戦してみる」ことを心がけてきました。もし、「ちょっとでも稼ぎたい」「有名になりたい」「新しいことにチャレンジしてみたい」と思うなら、ぜひ一歩踏み出してみてほしいと思います。そして、一緒に「ライブ配信業界」を盛り上げていけたら素敵だなと思っています。 【プロフィール】ほしな葉月 ライブ配信アプリ「17LIVE」で活動するライバー、配信者。世界9か国・4000万人の中で全世界ランキング1位を獲得など、トップライバーとして活躍。17LIVEのフォロワー数は23万人を超える。現在は葉月エージェンシーを設立し、後進の育成とライブ配信業界の発展に注力している。 インスタグラム@hazukiiichan <取材・文/日刊SPA!編集部 撮影/林紘輝(扶桑社)>
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