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“エラーの自虐ネタ”がSNSで大人気に。炎上を恐れるG.G.佐藤を変えた「野村監督の言葉」

ボールじゃなくて「パンを落とす画像」で大バズり

――そのようなエラーをネタにSNSに注力されているわけですが、どこから着手されましたか? G.G.佐藤:最初にX(旧Twitter)でネタを投稿したらけっこう反応がよかったので、InstagramやTikTokでも同じような投稿をし始めました。 Xに最初に投稿した画像は、朝食でパンを食べていて落としてただけのものだったんですが、めちゃくちゃバズって。「(ボールだけでなく)パンも落としてるのかよっ!」って総ツッコミが入ったんです(笑)。いろいろなコメントはありましたが、結果的にフォロワーはかなり増えました。 ――どんなコメントが寄せられていましたか? G.G.佐藤:8割は好意的で2割は「ネタにしてんじゃねーよ」という声。今は割合が9:1の感覚ですが、1割の中に「擦ってんじゃねーよ」っていう声なんかがあったり…。でも否定的な声が出てきてこそ本物だと思っているので。3~4割出てきたら、それこそ本物じゃないですか。

TikTokに注力しているプロ野球OBの椅子を狙った

TikTokプロフィール

TikTokのフォロワーは4.6万人とプロ野球OBの中ではトップクラス

G.G.佐藤:それとSNSは一人でやったらダメですね、特にXは。僕は基本的にチームでSNSをやっているんです。例えば酔っている時に勢いで投稿してしまうのは危険ですし、一人ではやらないようにしています。 ――チームのメンバーはSNSに強い方々なんですか? G.G.佐藤:はい。チームで企画を考えることが多いですね。言葉をはき違えると炎上してしまったりするので、言いまわしを相談することもありますし、心強いですよ。最終的に投稿するのは自分ですけどね。 ――TikTokは「エラーするG.G.佐藤 」という“攻めた”名前でされていますね。 G.G.佐藤:変えた方がいいかなと思っていますが、今のところは(笑)。擦りすぎかなと思ったりもしますし、過去だけで勝負するのではなく、未来で勝負できるようにもなりたいと思っているので。 それと、YouTubeやInstagramに力を入れているプロ野球OBは多いですが、TikTokに注力しているOBはいないと思うんです。椅子が空いているなら座りたいなと思って頑張ってやっています。
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秋田の男子高校生からも声をかけられるようになった
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千葉県出身。専修大学を卒業後、広告業界を経て起業。「ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)」の取材をはじめ、複数のスポーツ・エンタメ・ニュース系メディアで連載企画・編集・取材・執筆に携わる。X(旧Twitter):@buhinton
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