更新日:2015年02月16日 20:34
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北陸新幹線開通で「上越新幹線沿線住民」の負担増に!?

アベノミクスの次なるフェーズは? 消費税増税で生活はどうなるのか? TPPは? 中韓との外交問題は……などなど、我が国は今年も多くの課題を抱えている。しかし、そんな大きなトピックの陰に隠れて、実は結構日本の首を真綿で絞めるような問題がある。あまり話題にならない、日本が抱える「2014年問題」を探った 【上越新幹線沿線】金沢~越後湯沢間の利用者は激減し、沿線住民の負担増
上越新幹線

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 ’14年度末に北陸新幹線が開通し、これまで東京から越後湯沢経由で北陸地方に向かった乗客がそちらに移ることで、沿線経済の地盤沈下が囁かれている上越新幹線沿線。  新潟県によれば「新潟駅までの乗客数はほぼ変わらない」(県政策調整課)というが……。 「新潟県はこの問題にろくに備えていなかった。越後湯沢と北陸を結ぶ『特急はくたか』が廃止濃厚になり、同特急運行による運賃と特急料金収入が売り上げの8割を占めるという第三セクター『北越急行ほくほく線』の経営状態が悪化する」と言うのは鉄道ジャーナリストの中嶋茂夫氏。 「北陸新幹線に並行する在来線も第三セクター化し値上げは必至」という。地元住民の負担も増加しそうだが、いまだ明確な打開策は見つかっていないようだ。 ― 警告[2014年問題]が意外とヤバい!【7】 ―
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