“中年ぼっち”でも遊園地は楽しめる!? 「絶叫マシン」は意外な穴場
―[[中年ぼっち]の正しい楽しみ方]―
独身、離婚、孤独死への不安。漠然とした闇を一切感じさせず、「ぼっちライフ」を謳歌している中年たちがいる。なぜ孤独でも楽しく過ごせるのか? 実際のケースをもとに、中年を迎えたときに、隣に誰もおらずとも寂寥感にとらわれずにすむ方法を模索した。
◆絶叫マシンの前では、どんなリア充でもただの人間
●宮野亮さん(仮名)37歳
ハードルが高い遊園地などのアミューズメントパークさえも“ぼっち”ならではの楽しみ方がある。
「遊園地の絶叫マシンはストイックに一人で楽しんでこそ良さがわかる」と断言するのは宮野さん。2週に一度、全国の遊園地に泊まりがけで通う生粋の絶叫マニアだ。
「そもそも遊園地に“ぼっちお断り”なんて決まりはないはず。家族連れやカップルが醸し出す『こういうところは一人では来ないでしょ』という根拠のない常識がすごく腹立たしいんです。一人のほうが効率的に回れるし、純粋に“恐怖”を楽しめる。泊まりがけで何時間もかけて車で行くこともありますが、音楽を爆音でかけてストレス発散になるし、一石二鳥です」
水族館やクリスマスイルミネーション会場に一人で出かけることも。その強さはどこから来るのか。
「自分のやりたいことにのめり込めば、自然と周囲の目が気にならなくなります。それに絶叫系はみんな余裕がないから、意外と周りを見ていない。穴場です(笑)」
★中年ぼっちの楽しみ方『アトラクションに没頭できれば遊園地も平気』
取材・文/青山由佳
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