中年ぼっちは「訪れると癒やされる場所」を持つべし
―[[中年ぼっち]の正しい楽しみ方]―
独身、離婚、孤独死への不安。漠然とした闇を一切感じさせず、「ぼっちライフ」を謳歌している中年たちがいる。なぜ孤独でも楽しく過ごせるのか? 実際のケースをもとに、中年を迎えたときに、隣に誰もおらずとも寂寥感にとらわれずにすむ方法を模索した。
◆結婚や仕事の焦りは巨大建造物のダムがすべて呑み込む
●村田彩子さん(仮名)40歳
“熟女ぼっち”な村田さんが、恋愛・仕事などによる心の土砂崩れを起こしたときに訪れるのが、ダムなのだという。
「大自然と巨大建造物の圧倒的迫力を前に、自分の悩みなんてちっぽけに感じます……。命懸けでダムを造った人間たちのロマンを前に、私は涙が溢れ『人生の積み重ねの大切さ』を再確認できます」
2年前、姉に誘われ黒部ダムを訪れ、その魅力にどっぷりハマった村田さん。下久保、宮ヶ瀬、奈良俣など30か所近く訪問。最近はダム訪問による、ある“オマケ”の収集もブームなのだとか。
「それは『ダムカード』です。国土交通省が出していて、表面にダムの全体写真、裏面に型式などの情報が記載されているカードです。現在290枚近くあり、日本全国の各ダムの管理事務所でもらえます。ネットで知り合った収集仲間たちと情報を共有したりカード交換したり……まるで少年のようにトレードしています(笑)」
ダムカードも「レア」はネットで一枚10万円近い額で取引されているというから驚きだ。
「この趣味を受け入れてくれる未婚男性がなかなかいなくって。まだ独り旅は続きそうです(苦笑)」
ダムのように深く広く、器のデカい男を募集中、とか。
★中年ぼっちの楽しみ方『寂しさに襲われたときに訪れる場所を持つべし』
取材・文/加藤カジカ
― [中年ぼっち]の正しい楽しみ方【4】 ―
―[[中年ぼっち]の正しい楽しみ方]―
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