成人男性は1日1万個のカビの胞子を吸っている!?
―[[汚部屋]に潜む死に至る病]―
カビを放置した水回り、ホコリの積もった床、臭う万年床……「男の一人暮らしなんてこんなもの、部屋が汚いくらいで死にやしない」と思うなかれ。カビ毒には致死率50%、発ガン性などの危険なものがあるという。命あるうちにぜひ掃除を!
◆触れるなキケン!! このカビ、菌が特にヤバい!
前回まで、食べカス、ホコリ、湿気に潜むカビとその危険性について触れてきた(https://nikkan-spa.jp/651309)。ここでカビが発生する条件をおさらいしてみよう。解説は千葉大学真菌医学研究センターの矢口貴志博士。
「カビが生える条件は水分と湿度と栄養源。湿度60%以上、温度が20~30℃になるとカビが生えやすくなります。栄養素は皮脂や皮膚、ホコリ、食べカスなど。あらゆるものがカビの栄養源になります」
なかでも、特に人体に影響を与える2大危険カビは先に触れた、アスペルギウス・フミガータス(麹カビの一種)とエキソフィアラ(黒カビ)。しかも、これらは我々の生活環境に普通に存在しているのだ。
⇒【写真】はコチラ https://nikkan-spa.jp/?attachment_id=653951
- アスペルギルス(ホコリの中にいるカビ)
- クラドスポリウム(ホコリの中にいるカビ)
- エキソフィアラ(水回りにいるカビ)
- オーレオバシデウム(水回りにいるカビ)
―[[汚部屋]に潜む死に至る病]―
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