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「伝説のナンパ島」80年代中高生にとっての“性地”は今…

’80年代~’00年代にかけて、ナンパ師が日夜あの手この手で女のコを引っかけるナンパの“聖地”がいくつもあった。そうした場所はどうなったのか? 現状を探ってみた

◆’80年代中高生憧れの「初体験の聖地」は今は昔……【リゾート】

新島  ’80年代、当時の若者たちに“楽園”と称されたのが、伊豆諸島のひとつ新島だ。現在は東京・港区の竹芝桟橋からジェットフォイル船で約2時間半、透き通った青い海と白い砂浜で、今でも楽園と言えるが当時の意味合いは違った。

「新島や式根島っていえば、俺らの年代では“ナンパ島”って呼んでたから」

 古き良き思い出に目を細めるのは、都内でサラリーマン生活をする健司さん(仮名・50歳)だ。

「当時は、女子大生や女子高生がこぞって新島にバカンスに来ていた。行きの船ですでに争奪戦が始まっています。ビーチで声をかけ、浜辺でヤるのは当たり前。“処女捨て島”なんて呼び方もされていて、朝方、新島の海が処女の血で赤く染まった、なんて都市伝説も(笑)」

 早朝の砂浜。そこには大量のコンドームが白波に揺れていたという噂さえあったという。

「30年前はね、20代の若い兄ちゃんがヨットで港に乗りつけては若い女のコを何人もナンパしたもんだ。船を持ってるなんて聞けば女のコも釣れ放題。でも、実際はみんな苦労してローンを組んで来てるんだよな。昼間になると節約のためか、カップ麺すすってるヤツもいて、いい意味でアホばかりでした」(地元のタクシー運転手)

 だが、そんな風景も伝説と化してしまった。8月上旬、現地に出向くと、「ナンパ島」たる面影はほとんど残っていなかったのだ。

「バブル前後、手軽になった海外旅行に客が流れて島には閑古鳥が鳴き始めた。今は家族連れやサーファー、釣り目当てのお客さんばかり。ナンパなんてしたら大島署に通報が入りますよ」(同)

 かつては夜の“漁場”だった24時間営業の無料露天風呂も、今はすっかり地元の人の憩いの場として定着していた。唯一、当時の面影が残っていたのは、サーフショップの「本日、波良好! 女のコ少なめ」という掲示板のみ。

 新島と同じく、“伝説”と称されているのが、静岡県伊豆にある白浜ビーチだ。都内から車で約2時間の近場とあって、ナンパ師たちがこぞって遠征した。

「白浜に行ったらまず昼間に20人くらいギャルの番号を聞きまくるんです。夕方そいつらに電話して、民宿に誘導してヤる。当然、民宿の部屋数は限られているので、ほぼ乱交状態。昼に女が捕まらなかったら、海岸近くのファミマで張り込んで、女を釣っていましたわ」(30代・元スカウトマン)

 しかし、オイシイ思いばかりではなかったという。

「地元のヤクザに目をつけられて、トラブルになるヤツもたくさんいたね。俺も一度、山小屋に拉致られてリンチされ、全裸でチンコを踏み潰されたんだよ。死ぬかと思った(笑)。ナンパした女がヤクザの連れだったらしく、報復されたんです。もうこりごり。俺は今でも白浜のビーチには行けないよ……」

 白浜はナンパ狩りが横行し、ナンパ師の足も遠のきつつある……。

●新島<’85~’92年>
バブル絶頂期のボンボン学生が、処女を捨てたい女学生をターゲットに

●白浜<’95~’05年>
東京中のギャルが大集合。朝までクラブで踊り、寝ずに参戦する強者も

― ’80年代~’00年代、あの[ナンパスポット]の今【1】 ―




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