更新日:2022年06月29日 10:22
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ディズニー研究家夫婦「東京ディズニーリゾートは4月の値上げ以降がお得」。今年はシーに一票の理由とは?

 2月上旬、世のディズニーファンたちの深いため息が聞こえてくるようなニュースが飛び込んできた。東京ディズニーランドと東京ディズニーシー(共に千葉県浦安市)のパスポート料金が、今春4月1日から再び値上げされることが発表されたのだ。値上げは2014年から数えて3年連続となるが、これにより「1デーパスポート」は、現在の大人1人6900円から500円値上げされ7400円に、12才~17才は400円値上げで6400円、4歳~11歳は300円値上げの4800円となる。
人気ブログ「吉田さんちのディズニー日記」を運営するディズニー研究家・吉田よしかさんと、夫の通称「吉田パパ」さん。ご夫婦で年間300回以上パークを訪れるという

人気ブログ「吉田さんちのディズニー日記」を運営するディズニー研究家・吉田よしかさんと、夫の通称「吉田パパ」さん。ご夫婦で年間300回以上パークを訪れるという

 先頃、総務省が発表した2015年度の「家計調査報告(家計収支編・速報)」を見ても、2人以上の世帯の消費支出は1か月平均(以下同)28万7373円。前年比で実質2.3%も減少しており、財布の紐が固く締められるなか、ディズニーファンにとっては何とも手痛い出費となりそうだ。 「値上げの発表後、我が家のブログ宛にもいろいろなご意見をいただきました。『値上げ反対!』と唱える方がいらっしゃる一方、『値上げをすることによりパークがよりよくなるようであれば、賛成してもいい』とのお声もありますね」  年間300日以上もディズニーランド&シーを訪れ、ブログ「吉田さんちのディズニー日記」(http://ameblo.jp/mmdisneymm/)が人気のディズニー研究家・吉田よしかさんがこう話すように、パスポート料金の値上げについはファンの間でも賛否両論あるようだ。  今回の値上げ額は1人あたり300~500円となっており、「大人2人、中人1人、小人1人」の4人家族で遊びにいった場合、トータルで1700円の値上げとなる。4人家族で2000円近い値上げとあって不満の声があがるのも仕方のない話だが、落ち込むのはまだ早い。実は、吉田氏が先頃出版し話題となっている『東京ディズニーランド&シー お得技ベストセレクション』(晋遊舎刊)のなかには、値上げを織り込んでもなおディズニーを目一杯楽しむことのできる“マル得技”が、惜しげもなく紹介されているのだ。吉田氏が続ける。 「4月1日の値上げ前にパークに行こうとされる方も多いと思いますが、むしろ狙い目は4月上旬です。ここ数年、3月は駆け込み需要と春休みが重なり、特に土日は入場制限がかかる日が出るほどの猛烈な混雑具合でした。もちろんお財布と相談しながらですが、アトラクションに乗るどころか歩くので精いっぱいな3月よりも、乗りたいアトラクションに乗りやすい4月上旬に来園されることをおすすめします」  自身の足で徹底的にリサーチしまとめられた吉田氏の『東京ディズニーランド&シー お得技ベストセレクション』を紐解くと、アトラクションを効率よく回るためのモデルコースはいうまでもなく、ランドとシーで50ずつもの隠れミッキーリストや、大人気の「トイ・ストーリー・マニア!」の攻略法、さらには、おかわり自由のレストランガイド……など、お金をかけずに遊べ、時間も節約できる222本もの“マル得技”が紹介されている。  年に何十回もパークに行く人も、久しぶりに遊びにいく人も、存分に楽しめる体裁になっているが、これまでディズニーに大して興味がなかったという人も、一度迷い込んだらハマってしまうのがディズニーの魔力であり、ディズニーファンの裾野の広さと言っていいようだ。今回、取材に同行してくれた、先述の人気ブログ「吉田さんちのディズニー日記」にも登場する吉田氏の夫、通称「吉田パパ」が話す。 「ディズニーリゾートにあまり興味がない40~50代のお父さんも、なかにはいらっしゃるかと思います。でも、せっかく家族で遊びに行くのなら、仕事のことは忘れて無理のない範囲でアトラクションやパレードを楽しんでほしいですね。家族で同じアトラクションに乗り、写真も撮って、楽しい時間を共有すれば、きっといい思い出ができると思いますよ。私も最初は妻についていっただけなのですが、今では年間200回以上来園するほどハマっています(笑)」  夫婦揃ってのディズニーファンだからこそわかるのだろう。新著『東京ディズニーランド&シー お得技ベストセレクション』には、「カップル」で楽しめるディズニーの魅力もふんだんに詰まっているが、実は、ディズニーを語る際に“永遠のテーマ”となっているのが、「ランド派」か? 「シー派」か? という“論争”だ。カップルでデートに出かけるとき、ここで意見が割れてしまったという話は今も昔も変わらないが、どうも、この春は「シー」のほうが人気となりそうな気配なのだとか。吉田氏が話す。 「もちろんディズニーランドもイベント盛りだくさんで、たくさん魅力がありますが、ディズニーシーは4月から15周年イベントが始まり、思いっきりお祝いムードを満喫できるはずです! 今年でいえば、個人的には東京ディズニーシーに一票! かな? シーはお酒が飲めるレストランがあって大人向けのイメージが強いのですが、実はお子さん向けの施設も多いんですよ!」  パスポート値上げをウジウジ嘆くよりも、このタイミングだからこそ楽しめる“マル得技”を駆使して、新たなディズニーの魅力を探求してもいいのではないか。 <取材・文/日刊SPA!取材班>
東京ディズニーランド&シー お得技ベストセレクション

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