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オヤジの夜遊びの世界で使われる「プロ宣言」とは?

― 木村和久の「オヤ充のススメ」その35 ―


オヤジの「プロ宣言」とはいったい何か? 「プロ宣言」という言葉は、ゴルフの世界ではよく聞く。アマチュア時代にレギュラーツアーの優勝をしてしまい、プロテストを受けずに、プロになると宣言することである。

 それとは全く関係なく、オヤジの夜遊びの世界でもプロ宣言という言葉が、しばしば使われる。これはいったいどういうことなのか。

 人生40歳も過ぎ、50歳近くになろうとしている時期、オヤジは人生の転機を迎える。今までキャバクラで女のコを口説いていたが、最近はさっぱりひっかからない。熱心に同伴して甘い言葉をささやいても、気持ち悪がられるし、高額なプレゼントをチラつかせても、全くなびく気配なし。オヤジは夜遊びの引退の危機を感じ始めていた。

 というわけで、人生いつしかやってくる、キャバクラでも全然口説けなくなる時期、すなわち「モテない期」の到来だ。個人差はあるが、だいたい40代半ば過ぎで、1つの節目を迎える。理由はさまざまだが、老いによる見た目の変化、あるいは活力の衰え、家計の出費増大による軍資金の減少などが考えられる。

 人生の岐路に立ったオヤジは、様々な模索をする。本来夜遊びというものは順当に老けて、順当に出世していれば、ステップアップできる。つまりキャバクラから銀座・六本木のクラブにランクアップできるのだ。オヤジの行くクラブは、平均年齢が高い。キャバクラじゃオヤジ扱いだったけど、銀座のクラブに40代で行ってみなさい、若々しい青年扱いされてモテまくりだ。けどそれには1回5万円、ボトルを入れる時は約10万円という大金が飛ぶ。だからほんのひと握りのお金持ちしかいけない。

 現実的には、キャバクラがダメならガールズバーがあるさと、キャバクラよりはお値ごろな店に行きがちだ。ガールズバーはキャバクラより、若くて可愛いコが揃っている。なんでこれに気づかなかったんだろう、と。けど、通えど通えど戦果はあげられずって、当たり前だろ。ガールズバーで働いている女のコは、ホステスなんて意識はこれっぽっちも持ってない。だから、あくまで恋愛としてなら口説けるが、仕事として同伴や指名、買い物をしてあげる代わりに、口説くというオトナの常識が通用しない。

 さて困ったぞ。このまま下半身は引退し、上半身だけ遊び人の顔して、よなよな出没するか。自分はもはや性欲はないんだと言い聞かせてみても、なんか無理がある。

 そういう切羽詰った状況で生まれたのが「プロ宣言」である。まあ、つまり風俗に行くってことなのよね。

 でもキャバクラ愛好家は、半分擬似恋愛志向だから、いきなり風俗は抵抗がある。そこで何かをきっかけに行くことに慣れてしまえばいい。ひとつは、以前紹介した記事「出張先の夜の街を歩くと、ムラムラするのはなぜか?」(http://nikkan-spa.jp/701789)ということで、よその街に行ったついでに、風俗にチャレンジしてみることだ。

 そしてもう1つは、セクシーキャバクラなるもので、キャバクラプラス、ソフト風俗の味わいを堪能し、徐々に風俗度を増して行く作戦に出る。

 セクシーキャバクラや風俗は、たまに恐ろしく可愛いコがいたりする。「キミ全然職業の選択間違っているよ、おじさんとプレーを楽しんでから、いいキャバクラ紹介するから」って、そんな気持ちになれることもある。

木村和久

木村和久

 かくしてオヤジのあくなき探究心と冒険心は絶えることなく、次のステップに進むのである。人生、アマチュアの次はプロに決まっているんだから。

■木村和久(きむらかずひさ)■
トレンドを読み解くコラムニストとして数々のベストセラーを上梓。ゴルフやキャバクラにも通じる、大人の遊び人。現在は日本株を中心としたデイトレードにも挑戦

トレンドを読み解くコラムニストとして数々のベストセラーを上梓。ゴルフやキャバクラにも通じる、大人の遊び人。現在は日本株を中心としたデイトレードにも挑戦。著書に『50歳からのかろやか人生』




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