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「日焼け止め」の性能を検証。直射日光に向けて2時間ほど晒し続けてみた

 夏場の外出では避けられない日焼け。男は少しくらい焼けてたほうがカッコいい……と思う人もいるだろうが、焼きすぎれば炎症や痛みも生まれ、シミができればルックスも悪くなる。特に肌が弱い人は、日焼け止めでのケアが必須だ。  そこでまずは、男性に人気の「OXY」「ビオレ」「ニベア」「ギャツビー」の4種の日焼け止めの性能を検証(すべてSPF50+で市場価格500~600円程度)。それぞれを片腕の内側に4か所に分けて同量塗り、強力な直射日光に向けて2時間ほど晒し続けてみた。
比較写真

写真だとわかりづらいが、塗布してあるところとないところでは、明らかに差が出た

 結果は、さほど大きな違いは見られなかったが、最も日焼けが少なかったのが「ニベア」。次が「OXY」だった。ただ、この2製品は効果の強さの半面、塗った部分が白くなりやすいネックも。一方「ギャツビー」「ビオレ」は肌なじみがとても良い印象だった。  なお、日焼け止めを塗らずに炎天下に晒したもう片方の腕は、一部が赤くなり炎症が発生。好みや肌の弱さに応じて選ぶ製品は変わるだろうが、炎天下に長く出る場合は日焼け止めは必須といえそう。  なお、腕や顔以上に実は日焼けするのが「頭皮」。炎症で痛みやかゆみが出ることもあり、頭皮の傷みはハゲにもつながる恐ろしさがある。そこで、資生堂の頭皮用日焼け止め性能を備えたヘアスタイリングスプレーも試してみた。  日焼け止めの性能については、腕や顔がヒリヒリするほど焼けた日でも、頭皮に痛みを感じなかったので、実際に効果アリと言えそう。また、髪がベタつくわけでもなく、自然なボリュームが出るので、髪が薄くなってる人は頭皮ケアも兼ねて一石二鳥で使えそう。  最後に“飲む日焼け止め”として話題の「ヘリオケア」も試してみた。効果はというと、「普段よりは焼けなかったかな……?」という程度だが、ズボラな人にはアリかも。ただ、飲んでも多少は焼けるので、絶対に焼きたくない人は、塗る日焼け止めと併用すべし! ●OXY クーリングドライUVローション(ロート製薬) SPF50+・PA+++・40ml。爽やかなグレープフルーツの香りで、さらさらパウダーも配合した爽快感の強い日焼け止め。汗、水に強いのでスポーツやレジャーにオススメ ●ビオレ さらさらUVアクアリッチウォータリーエッセンス(花王) SPF50+・PA++++・50g。SPF50+なのに重い圧迫感がゼロで、感動的に軽い使用感が特徴。全身にスーッとなじんで肌に密着し、紫外線もしっかりカットしてくれる ●ニベアフォーメンUVプロテクター(花王) SPF50+・PA+++・30ml。爽やかなクールシトラスの香りで、レジャーやスポーツ時の強い日差しにも対応する、男の日焼け止め。汗や水にも落ちにくく、サラッとした使用感 ●ギャツビーパーフェクトUV ローション(マンダム) SPF50+・PA++++・30ml。水のようにスーッとなじむローションタイプで白浮きやベタつきがないのが特徴。爽やかなレモンライムの香りで汗・水に強いのでスポーツにも最適 ●プロフェッショナルアデノバイタル ルートスプレー(資生堂) SPF30・PA+++。「頭皮のUVケア」「ボリュームアップ」と2つの性能を兼ね備えたヘアスプレー。頭皮に近づけて数か所にスプレーするだけと使い方も簡単。150g、2800円 ●飲む日焼け止めオーラル60錠(ヘリオケア) ヨーロッパや韓国の皮膚科で広く使用され、34か国以上で販売される“飲む”日焼け止め。オーラルより効果の強いウルトラ、ウルトラDのタイプも。60錠5500円程度 取材・文/田幸和歌子 古澤誠一郎 廣野順子 鼠入昌史(Office Ti+)安田はつね(本誌) ― [夏の機能性製品]は本当に効くのか? ―
資生堂 プロフェッショナル アデノバイタル ルートスプレー

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