更新日:2015年10月08日 20:58
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「古い乾電池」と「新しい乾電池」を交ぜて使うと危険

 身近なモノを“混ぜる”ことで発火・爆発する“まさか”の事例を、化学界の専門家の方々に聞いてみた。 「日常的なキケンと言えば電池ですね」  と指摘するのは、『あぶない科学実験』の著者でサイエンス・ライターの川口友万氏。 「家電製品などで、古い乾電池と新しい乾電池を交ぜて使うと、古いほうの電池の内部で急激に化学反応が進み、そのときに発生したガスの圧力で電池が破裂したり、液漏れを起こすことがあります。また、アルカリとマンガンというように種類の違う電池を交ぜて使うのも危険です。特にアルカリ乾電池の強アルカリ液が漏れて、万が一、目に入ると失明の可能性もあるので注意が必要です」 乾電池 電池の危険性は東京理科大国際火災科学研究科の松原美之教授も指摘する。 「電池を剥き出しのまま袋に入れて保存するのは絶対にやめたほうがいい。端子と端子が別の電池やドライバー、缶などの金属物を介しショートし発熱、発火する危険性があります。電池を捨てるときも、端子にビニールテープを貼って絶縁させて捨てることを勧めます」 ー 日常に潜む[混ぜたらキケン]図鑑 ー
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