音大出身の4人で結成された「マカロニえんぴつ」の知られざる結成秘話
今、女子中高生を中心に注目を集めている4人組ロックバンド、マカロニえんぴつ。「グッドミュージック」「マカロック」と自ら呼ぶ独特のリズムとサウンドが彼らの持ち味だ。
11月4日にE.P.『愛を知らずに魔法は使えない』でメジャーデビュー。音大出身の彼らが紡ぐ4色のメロディは、世間のキャンバスにどんな夢を描くのか。
――メンバーの皆さんは音大出身で同級生なんですよね。バンド結成のきっかけを教えてください。
はっとり:大学に入学して早々、まだお互いの名前も知らない時に僕が声をかけ始めたんです。絶対に断らなさそうな雰囲気の人を探して選んで。
――誰がどのパートをやっているのかというのはどうやってわかったんですか?
はっとり:オリエンテーションで自己紹介する時に顔を見て、なんとなくやっている楽器の目星をつけました。あとは、ギターしょってたら「あ、ギターやってるんだな」とか。最初はベース、ギターに声をかけました。
田辺由明(以下、田辺):キーボードは先輩にサポートしてもらっていました。自分のバンドをやるからってことでこのキーボードの先輩が抜けたのと、初期メンバーのドラムが抜けた以外は、ほぼオリジナルメンバーですね。
長谷川大喜(以下、長谷川):実はキーボードの僕だけが、結成半年後に加入したんです。
高野賢也(以下、高野):長谷川くんとは、当時流行っていたmixiでもともとつながっていたので、それがきっかけです。
長谷川:入学する時に「友達欲しいな、大学デビューしたいな」ということで、プロフィールを見て同じ大学の人に片っ端からマイミク申請をかけていたんです。
高野:それで、マイミクのうちのひとりだった長谷川くんに「マカロニえんぴつってバンドやってるんだけど、よかったらお願いできないかな?」と声をかけて。
長谷川:それで「僕でよければ」と言って加入したのが始まりですね。
はっとり:’12年6月12日に学内ライブをした時が、正式な結成日ということになりますね。
――バンド名のマカロニえんぴつって全然関係ないものの組み合わせのように感じますが、どんな由来があるんですか?
はっとり:イメージとしては、マカロニはいわゆる「無」の象徴。“空洞”が存在を意味するというか。相対する「有」の象徴が、えんぴつ。白紙を描き進めて僕たちの音楽を自由に描いていこうと。
田辺:実を言うと、最初にバンド名をつけたのは脱退したドラムなんですけどね。
長谷川:彼に聞かないと本当の意味はわからないんですけど。
はっとり:由来については、実は僕らの後づけです(笑)。
高野:マジで聞きたいもん。なんでこんな名前にしたのかって。
※11/2発売の週刊SPA!のインタビュー連載『エッジな人々』から一部抜粋したものです
【Macaroni Empitsu】
’12年6月、学祭ライブにて結成。はっとり(Vo&G)、田辺由明(G&Cho)、長谷川大喜(Key&Cho)、高野賢也(B&Cho)の4人。多彩なサウンドにのせたはっとりのエモーショナルな歌声が女子中高生を中心に話題沸騰中
取材・文/櫻井れき 撮影/鈴木大喜
音大出身で同級生、バンド結成のきっかけ
メンバーは集めはマイミク申請で
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