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「新札が出るとパチンコ屋が潰れる」業界の裏事情。24年は大量閉店ラッシュか

2024年、新札登場がパチンコ業界に及ぼす影響

日本銀行

「日本銀行」公式Xアカウントより引用

 2024年に予定されている新紙幣の発行。福沢諭吉が渋沢栄一に変わり、きっとしばらくは違和感だらけになるかと思います。新紙幣への変更はこれまでにも定期的に行われていて、実は福沢諭吉も大幅な刷新ではないものの、2004年に若干変更されていたりしまして、1986年まで発行されていた聖徳太子が諭吉になった時には、やっぱりなかなか慣れなかった記憶があります。  それは筆者がちょうど20歳になったタイミング、成人した後も貧乏暮らしは相変わらずで、5千円札にも使われていた聖徳太子ほど諭吉と触れ合う機会はありませんでしたけど……。

新札に対応する紙幣識別装置の交換が必要

 ところでパチンコ業界的では、新札が発行されたらまた休廃業するホールが増えるというのが通説になっているようです。そのワケは玉やメダルの貸し出しに使われているサンドの中にあります。サンドには紙幣識別装置、通称ビルバリ(ビルバリデーターの略)が搭載されているのですが、新札が登場するとこのビルバリの交換が必要になるのです。  交換に必要な金額はメーカーによって異なりますが、関係者から聞いた話を平均すると1台あたり2万円くらい。これに台数分をかけると、500台程度の中規模点でも軽く1千万円を超える経費が必要になります。  ホールにとってこれくらいの金額は大したことがない、なんて思われる人もいるでしょう。実際、ここ数か月の新台入替ラッシュを見ていると、50万円もするような新台を何十台(=数千万円)も導入していますし、それが数週間で閑古鳥が鳴くような稼働になっても平気で営業を続けています。
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来年7月は紙幣識別装置の交換ができず倒産ラッシュか
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ライターとして25年のキャリアを持つパチンコ大好きライター。攻略誌だけでなく、業界紙や新聞、一般誌など幅広い分野で活躍する。

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