アヒル型口枷が人気 カリスマフェチレイヤー「口枷屋モイラ」とは?
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これらのアイテムの誕生の背景、そして口枷屋モイラというクリエイターの魅力に迫った。
――オリジナルグッズはいつどうやって始めたのですか?
口枷屋モイラ:実はほとんどの作品は元々販売用ではなくて、私の写真作品の小道具を見た方から「これってグッズ販売していないんですか?」と聞かれたことをきっかけにグッズ展開を始めました。口枷は元々好きで、ホームセンターや工具店などに行って口枷の材料になりそうなものを常に探しています。ライフワークですね。アヒルはちょうど口に入りそうで、ちょうどいい柔らかさだったので採用しました。
――モイラさんグッズを付けている女性をよく見かけますが、反響はどうですか?
口枷屋モイラ:イベント以外だけでなく、ネットでもよく着用写真をみかけます。フォークリボンチョーカーは、首だけでなく、着物の帯締めにしたり、太ももやカバンに付けたり、いろんな使い方をして頂いていてうれしいです。
――いい意味で、想定外の使い方もされているのですね。
口枷屋モイラ:そうですね。元々、撮影用小道具として作ったものなので、写真映えには気を使っています。自分のスタイルに合わせて取り入れてほしいです。私自身も、若いころに色んな人の作品やグッズを見て、こういうものを作りたい! こういうファッションがしたい! という刺激をもらいました。わたしのグッズもそういう風に感じてもらえたらと思っています。
――出展されているイベントでは、オリジナルの写真やグッズは増えていますか? 一般的には、コスプレよりオリジナルの方が売れにくいという印象があるのですが。
口枷屋モイラ:私がオリジナル作品で活動を始めた頃に比べて、オリジナルキャラや作品を作る方は増えたと思います。自主制作のアイテムを取り入れたり、グッズを販売している人もみかけます。何のジャンルということにこだわらず活動している人が増えて、うれしいです。また、イベントに限らずですが、アイデアとプロデュース力でシーンを作っている人も出てきていますね。
――モイラさんもまさにシーンを作っていると思うのですが。
口枷屋モイラ:私のグッズは、皆様個人の表現のキッカケになるような、選択肢のひとつであってほしいなと思っています。元々、拡張性が高いものが好きなので、一つの使い方しかできないアイテムよりは使い方が楽しめるものを作りたいと思っています。サイリウムホルスターなどは、男性でもイベントなどで使えるものを想定して、男女兼用のアイテムとして作りました。実際男性からの着用自撮り写真などもTwitterにアップされていて、とてもうれしいです。今後は日常にも使える男性向けのグッズを作ってみたいです。
――これまでの活動で特に大変だったことはありますか?
口枷屋モイラ:スケジュールと納期管理ですね。3年前まではOLしながら活動していたので特にキツかったです。仕事から帰ったら制作、土日は撮影とイベント参加という生活を5年ぐらい続けたので常に時間との戦いでした。今はフリーランスなのですが、活動の範囲が広くなったので相変わらず納期管理は大変です(笑)
――最後に、今後の野望を教えてください
口枷屋モイラ:昨年末のコミケでは、大学院の時に研究していた女学生の制服(主にセーラー服)についての知識を活用して、艦隊これくしょんの二次創作本「艦娘制服本」を出しました。夏コミでは刀剣乱舞の軍服本が出せたらいいなと思っております。今後もファッション分野への興味や知識を活かした作品制作はつづけていきたいと思っています。また、将来の展望としましては企業製品のデザインやセルフポートレート専門スタジオを作ってみたいなど、やりたいことはたくさんあります。これからも可愛い女の子とフェチに関する作品を追求していきます。お仕事お待ちしております!
【口枷屋モイラ】
フォトグラファー/デザイナー、2013年よりフリーランスで活動。主にセルフポートレートの手法で制作。グッズは「ヴィレッジヴァンガード」などで販売中。京都出身・東京在住。代表作「口枷少女モイラちゃん」。
http://selfer.net/moira/
Twitter:@mekemon
2月5日『オトカルチャー~WORLD ANIME FLOOR GUIDE~002』掲載
2月9日~15日 写真展「パンチラ2015」カメラマン参加
4月8日 「月刊水中ニーソ」トークショー出演
5月4日 文学フリマ
5月5日 COMITIA112
<取材・文/林健太>
一般的にコスプレイヤーといえば、アニメやマンガのキャラクターになりきる女性のことを指す。が、オリジナルのフェティッシュな表現で人気を集めるコスプレイヤーたちもいることを知っているだろうか?
彼女たちは、デザインフェスタ、コスホリック、フェチフェスなどのイベントにて、自作の写真集、写真データの入ったROM、グッズなどを発表し、男性だけでなく、女性からも支持されている。コスプレイヤーという枠を越え、フェティッシュモデル、特殊モデル、セルフプロデューサーとして活躍している。
上記イベントを2012年頃から追い続けている記者が、特に女性からの支持を集めていると感じるのが口枷屋モイラ。イベント会場では、彼女のオリジナルグッズを身につけている女性たちの姿をたびたび目撃する。なかでもアヒル型口枷は、イベント会場外でもアクセサリーとして身につけている女性に出会うことがある。
SMグッズでもある口枷だが、小さなアヒルを口にくわえている姿はポップでかわいらしい。どんな場所で写真を撮っても、なんだかエロかわいく見えるのだ。累計500個以上は販売しているというアヒル型口枷以外にも、フォークの先が付いたチョーカー、サイリウムホルスターなど、個性的でイベントや自画撮りで大活躍しそうなアイテムを多数展開している。
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