東京アラートが解除になったものの、感染に対する不安から飲み歩きを自粛していたスパムです。久しぶりの夜遊びということで、安心して遊べるお店選びは重要。
そんな思いで銀座にやって来ると、「6月に入り銀座コリドー街でも出会いを求める男女の姿が戻ってきている」(地元の飲食店スタッフ)とか。そんな少しずつ再開の動きを見せる銀座で、“感染対策をやりすぎてる店”と注目を集めている場所を発見。早速入ってみた。
訪れたのは銀座駅からほど近いビルの4階、チア居酒屋「チアーズワン銀座店」だ。
入店するとまず驚くのが、消毒体制の徹底ぶり。店員のチアガールに靴の裏から頭部まで全身くまなくアルコール消毒してもらい、さらに検温やスマホなど持ち物も除菌。その後、マスクと手袋を着けて、フェイスガードやゴーグルまで装着する。<消毒を徹底! 乾杯までの流れ>
1:足裏を消毒して入店
一見するとやりすぎのように思える入念な工程も「いまだに夜遊びをするのが怖い」と感じるお客さんの恐怖心を徹底的に排除するために行っているそうだ。
徹底した消毒を経てたどり着く酒はウマい
そんな手順を経て、チアガールのなつちゃん(21歳)に席へと案内されたスパム。ふと席を見ればそこにはチア姿の人影が……「あれ、キャストさんが休憩中だった?」と思いや、座っていたのはマネキン(しかも顔がちょっと怖い)。
これは客同士が「ソーシャルディスタンスを意識して横並びに座らない」ために置かれているのだ。もちろん店員も横には座らない。マネキンに「お隣、失礼します」と一礼して席に着いた。
なつ「普通の人はフェイスガードを着ける機会もないし、予防策とはいえ、ちょっとした仮装ノリで楽しむ人も多いですね」ビールを頼むと、チアガールたちが「一日お疲れさまでした」と集合し、「STOP! コロナ!」のかけ声で乾杯! ようやく辿り着いた久しぶりのお酒は……ウマっ!! 外で飲むお酒ってこんなにウマかったっけ。忘れていた何かが強烈に蘇った瞬間だった。
フェイスガードが汗で曇るほどの熱狂的応援!
同店で働くコたちは、現役チアガールやチアダンス経験者という実力者揃い。人気メニュー「チアーズワンダンス」では、曲に合わせて、プロが振り付けしたオリジナルのチアダンスを独り占めできる。
さあや「4月はお店も休みだったので、改めて私たちもお客さんの前で踊れる楽しさを感じてますね」
ダンス中もポンポンとメッセージボードを使って「スパム! スパム!」とコールも入れながら一生懸命に踊ってくれるチアガールたち。踊り切ったあとには、汗で濡れた髪と少し曇ったフェイスガード。熱気が十分伝わってくる。
さき「まだコロナで大変な時期だけど、ウチでは全力の応援を届けるので笑顔で帰ってほしいです」
帰りには、次亜塩素酸水のスプレーもプレゼント。まさに、新様式のお店を体感したスパムでした。
【チアーズワン銀座店】
住:東京都中央区銀座6-4-12 KNビル4F
電:03-6280-6650
営:15~24時
休:なし
料:30分/1800円(飲み放題)。チアーズワンダンスは2000円。
その他の情報はHPを(http://cheersone-ginza.com/)をチェック!
撮影/菊竹規
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スパム 主に池袋界隈に出没。重度のタイツフェチで、レギンスに対しては反対の姿勢をとる
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